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2024/3/10名古屋ウィメンズマラソン

このあいだの日曜日、3月10日に名古屋ウィメンズマラソンを走ってきた。現地で走る名古屋ウィメンズマラソンは5回目(2017,2019,2022,2023,2024年、2020年はオンラインマラソン)。コースの変更がないので、どの辺でどういう展開になる、というのが予測しやすい大会だ。そして基本的に平坦で走りやすい。
過去の記録:2017年 2019年 2022年 2023年はわたしとしたことが、マラソン日記を書いてない...。東京マラソンの次の週で、記録が望めなかったこともあり、不甲斐ない走りとなり、最後は4時間10分を切るための闘いだった2023年。
今年は、3週前に京都マラソンを走り、グロス4時間00分03秒、という間抜けなタイムを叩き出してしまったので(記録ここ)、今回の目標は4時間を3秒以上切る、という、ある意味情けない目標。12月のはが路ふれあいマラソンがグロス3時間58分12秒(ネット3時間57分40秒)だったので、もう少し欲張るならシーズンベストを。

3月9日(土)、昼前に名古屋着。新幹線を降りたら、天気はいいが空気が冷たい! 気温低めの予想だが、この調子だと京都マラソンより寒いかも?
ホテルに荷物置いてからナゴヤドームに行ってゼッケン受け取り、エキスポ覗いて(田中希実さんがファッションショーみたいのに出ていて歩いているのを見た。顔小さくて可愛い!)、その後尾張瀬戸まで観光に行って、夜は栄近辺でひつまぶしや手羽先など。
毎回のイニシエーションとして、コーヒーは前日から絶ち、アルコールは木曜から絶つ。
10日朝は5:30起床。泊まっていた東横インでは6時からランナー用弁当を配布(ロビーの朝食は6:30からで、マラソン用の特別措置)。おにぎり2個と卵焼きの入ったパック、バナナ、野菜ジュースとリンゴジュースの小パック。おにぎりは1個は会場に持って行って食べた。ホテルではおにぎり1個と前日に買っておいたあんバターパン。
7:10にホテルを出て、地下鉄乗り継いでナゴヤドーム前矢田へ。ナゴヤドーム前矢田行き臨時列車だったせいかそんなに混んでいなかった。下車後の混雑は想定範囲内、地上に出て、ランナーゾーンに入り、脇の歩道で時間をつぶしていたら、たまたま近くに友達がいて、一緒に写真など撮る。
そろそろ中に入って荷物預けよう、と思ったら、荷物預け後の友達との再合流に手間取り、スタートゾーンでトイレに行こうと思ったらこれまでにない位の大混雑。ちょっと外で時間をつぶし過ぎた。トイレの整列が崩れていて、列がなかなか進まない。待っている間にスタート前セレモニーの体操もゲストランナー紹介も国歌独唱も終わってしまい、更にはホイールチェアーマラソンまでスタートしてしまった! ホイールチェアーがスタートしちゃうとBブロックはスタートラインまで進んでしまう、やばい、と思っているとやっと順番が来て、なんとかトイレ完了。慌ててスタートブロックに行ったら、やはりもうBはずっと前の方に行ってしまっていて、Cブロックの人をかき分けて前進する(他にも同じような人がいたので、その人の後ろを、出来るだけ人を押しのけないよう気を付けながら進む)。これ以上はもうかなり強引にして人にいやがられないと進めないなという辺りで観念してスタートを待つ。たぶんCブロックの真ん中よりちょっと前くらいかな。2019年に入るブロック間違えたのに途中で気づいて、必死にCブロックの人をかき分けて前に進んだことがあったので、同じミスは犯すまい、と思っていたのに、トイレのカオスで同じ状況に陥ることになってしまった。寒くてももう少し早め行動しておくべきでした。
さて、前日の夜が凍えるほど寒かったので、スタート前の寒さがかなり不安だったのだが、結果的には当初の予報よりは最低気温が高くなり、凍える感じにはならなかった。しかしやはり2月の京都マラソンよりは気温低く、京都では手袋は預け荷物に入れてしまい、半袖Tシャツの下のアームカバーはスタート直後に外してポケットに入れてしまったが、名古屋では手袋は持って走り(スタートする前に外してそのままになったが、後半指先がかじかみ、手袋はめるかかなり迷った)、アームカバーは一度も下ろしたり外したりしようと思わなかった。途中で気温も上がったが、ビルの日陰はかなり寒く、日なたは汗ばむ暖かさだったがそんなに長くは続かなかった、という印象。
そして、今回は風が結構強かった。ナゴヤドームの脇から環状線に出て、南下していくときは追い風気味で、意識しない程度に快調に走ったのだが、広い通りと交差するところで横風が来て、向きとしては帰りに向かい風になるっぽいな、と思ったら、まず、環状通から右折したところで向かい風にやられ、折り返して環状通に戻った後もかなりの抵抗が。きつい。ほぼ全ルート折り返しなので、向かい風だった場所は追い風になり、追い風だった部分は向かい風になるのだが、向かい風で体力を消耗するので辛い...みんな同じ条件なので文句はないのだが。
全体の流れは例年通り。今年はスタートブロックで失敗したのでスタートロス57秒(失敗した2019年が42秒だったので更に後ろからのスタートだったらしい)。そして環状通に出るまでの道がかなり狭いので、最初の1キロちょっとは全然スピードが出ない。確か1キロ地点で6分48秒位、2キロ地点が12分ちょうどだった。この辺から道幅が広くなるので少し走りやすくなる。数年前まではキロ4分台で走って、3時間半ペーサーを追い抜いたりしていたのだが、現在の練習量&体重では、キロ5分も厳しい。最初の10キロ位はキロ5分08秒位のペースで進む。残念ながら、後半はどんどんスピードが遅くなるのだが、先に結果を書くと、先月の京都マラソンのように、ずっと後ろにいた4時間ペーサーがじわじわと近づいてきて、最後の最後で抜かれるという悲しいことにはならず、最後まで姿を見ないでゴールすることが出来た。いつものように、7-8㎞地点あたりで、折り返しのトップ走者を見る、一番前が黒人だったが、日本人が第1集団にいたか確認できず、でもそのあとの第2集団が黒人選手ばかりだったので、あ、じゃあ、さっきの第1集団に日本人選手がいたのか、と思うが、わたしのスピードだと、次の折り返し(丸の内の日銀前)ではもうトップ走者は通過しちゃっているので、途中の状況は全くわからず、ゴール後に、安藤友香選手の自己新での総合優勝(しかしオリンピック選考には絡めず)、というリザルトを知った。
風はきついし、日陰は寒いが、風邪の不安と戦いながら走った3週前の京都よりは体調も良く、東京マラソンの疲労が抜けないまま走っていた昨年の名古屋よりは気持ちよく走る。14キロ地点が1時間14分くらい。均等に走れたとして1時間20分でサブフォーなので、一応余裕はある。環状通から桜通に左折した直後、昨年や一昨年応援してくれた知り合いがいるかな、と、沿道をガン見して走っていたら、その知り合いはいなかったが、昨年知り合った街道ラン仲間の三重の人を発見し、こちらから声をかける。
もう一人、応援に来ると言っていた友達を探したが見つけられないままゴール、ちょっと残念。一方、当日着たTシャツのランニングクラブの人(幟を立てて応援してくれている)は、1ヶ所はこちらから声をかけ、1ヶ所(名古屋城の脇のへろへろになっている上り坂の途中)では向こうから声をかけていただき応援していただけた。名古屋は、やや応援薄めの30キロ前後(城見通り)ですら、それなりに応援の人が出ていて、知り合いじゃなくてもみんなに優しく声をかけてくれるので、「まだいけるよ!」とか、「サブフォー出来るよ!」とか、そういうありきたりの応援文句も全部嬉しく胸に刻めるいい大会だ。
名古屋タワーを眺め、日銀前の一番混んでいる応援ゾーンを左折するとハーフマラソンのゴール地点。ああここで走るのやめられれば楽になるのに、と思うのは毎年のお約束。ハーフ地点を1時間51分48秒で通過。その先の、校則の下をうねうねと走る折り返しの部分、昨年はよれよれで歩きそうになったが、今年は全然平気で、まぁ昨年よりは元気だわね、と自己分析。この辺でポケットに入れていたジェルを1つ摂取。22.5キロのエイドで、塩タブレットをとって一つ口に入れる。個装されたひつまぶしあられも摑んでポケットに入れる。
日銀前のT字路に戻り、名古屋城方面へ。折り返してきている高速ランナー、もうトップ選手は通り過ぎた後だが、わたしより10キロも進んでいる人たちだ。昨年ほどのヘロヘロ感はないけど、スピードは落ちてきている。名古屋城に突き当たって右折し、細かいアップダウンに苦しみながら、市役所の前で左折、下り坂だが、脚の腱が微妙に痛い気がするので、あまり飛ばそうという気にならない。というか、なんだか腰が痛い。タイツと短パンを履いていたのだが、タイツがきちんと上がっていない感じで、腰がそれを意識しちゃっているような感じ。走りながら少しタイツの口を引っ張ったりするが、その瞬間だけちょっと緩和してもすぐ痛みが戻ってくる。下り坂をほぼ下りきった、27.5キロ地点のエイドでつぶあんパンとゼリーを摑んでまたポケットに入れる(京都マラソンよりはフードのエイドは少ないのだが、やはり取れるものは取りたくなり…)。フードのエイドのあるところは、先にスポーツドリンクがあり、フードのあとに水が置いてある。食べ物を流し込んだり、食べた後の手をちょっとすすいだりするための配慮。あと、水に浸したスポンジが置いてあるエイドが何か所かあったが今日の気候だとあんまりいらなかった感じ? そもそも女性は化粧が落ちるからあんまりスポンジ使わないし...と思ったら、5時間半くらいでゴールした友達は、一度もスポンジのエイドは見なかったという。少な目の準備で、なくなったら終了なのか。
城見通りに入るあたりで、折り返してきたランナーが、「折り返したらあとは全部追い風だから!」と声をかけてくれた。すごく力づけられ、一番地味な城見通りを走る原動力になった。28キロの通貨タイムが2時間30分ちょっと。まぁまぁ。城見通りを走っている途中で30キロ地点、その先すぐに最後の折り返し。折り返しの直後、転倒した人を見る。すぐ立ち上がったが、倒れたときの感じだと、たぶん顔を打っているから、顔から出血していたのかもしれない。走り出そうとして周囲にいた役員の人に声をかけられていたので、治療しないと続行できない状況だったのかな、と思いつつ通過。たぶんその後完走できないことはなかったのではないかと思うが、転倒は身体も心もショックを受けるので、心配。
ポケットに入っていた2つ目のジェルも摂取(微妙にエネルギー不足感があったので)そのあと、32.5㎞地点のエイドで、スポーツういろうとアーモンド海老せんべいとチョコレートを取る。ジェルを摂取したのでポケットはちょっと余裕。上り坂の手前にレッドブルのブースがあり(いつもは坂の途中じゃなかったかしら?)なんとなく取ってみたが(たぶん初めて)、うーん、わたしにとっては、レース中に飲みたいものではなかった。調子上がらず。そして、上り坂、スピード落ちても均等ペースで走り続けることを念じてうつむき加減で走っていて、もう少しでランニングクラブの応援に気づかないところであった、不覚。
名古屋城の坂を登ってしまえば、あとはほぼ平坦。35キロ地点で、昨年や一昨年この辺で応援してくれていた友達のことを思いだしたりする。
32キロ地点(2時間53分位)からゴールタイムの脳内計算を始める。キロペースが5分40秒から6分の間位でふれる位になっていたので、この先キロ6分で走りとおしたとしてゴールタイム3時間53分か、崩れると3時間55分超えちゃうか、ここから3時間50分切りのペースに上げるのは無理だな、と分析しながら、1キロずつ時計を睨んで進む。日銀前で左折して、桜通りに戻るが、帰りは名古屋タワーをガン見する余裕もなし(ニューバランスがコカ・コーラのエイドを出していたが立ち寄らず)。しかし37.5㎞地点のエイドでは味噌キャラメルを幾つか取り、1粒は食べてみる。当然ながら味が濃い。これは塩分と糖分の摂取は出来るけれど、今のわたしが求めている味ではなかったかも...と思いつつ、口内の唾液が減っているので、なかなかキャラメルが小さくならず(そもそもが大粒だった)、結果的にゴールの時点でも口に残っていたさ。
桜通りから環状通に左折し、最後のストレート。昨年はこの辺で走れなくなって、スピード落としていて友達に抜かれたよな、と思い出すが、今日は走るのをやめたいという感じはない。腰の痛みはひどくなっているが、ゴールまでは持つだろう。ちょっと足の攣りそうな予感があり、衝撃を減らすために、足の裏均等に着地するように注意しながら走る。名古屋は仮装ランナーは少なめだが、最後に来て、ウォーリーの仮装の子が近くを走るようになり(途中では全く見なかったので、わたしの前半よりやや遅いペースで最後まで均等に走ってきたのではないかと推察)、沿道みんなウォーリー頑張れの大歓呼。
ずっと低い建物が続いているので見えないと思っていたナゴヤドームが見えてきた。あ、こんなところで一旦見えるのか、と思いつつ、ナゴヤドーム前矢田駅前のごまたまご歩道橋を通過。このまま足が攣ったりしなければ3時間55分は切ってゴール出来るな、と思いつつイオンモールの前に来て、ナゴヤドーム駐車場の入り口を入る。結構でこぼこ。危険。テンションは上がってきたが、怪我が怖くてスピードあげきれない。ドームに入るところで42キロ地点。サングラスをはずし、最後の柔かい地面を踏みしめ走る。3時間53分は切れなかったなー。でも最後まで立ち止まったり歩いたりしないで、無事4時間を切ることが出来た。シーズンベストも出せた。コロナ前に較べたら不甲斐ない記録だが、怪我無くゴールで来ただけでもありがたい。
今回のチップは使い捨てのICがゼッケンに貼り付けてある形式で回収なし。まずティファニーのペンダントを受け取り(今年はサザンカのモチーフ)、次にステンレスボトル(自分で好きな色を選んで取る。オレンジ色にした)、アクエリアスのペットボトル、フィニッシャータオル(オレンジ色)。すいていたのでおもてなしタキシード隊との記念写真とか撮ってみるが、オールスポーツのカメラマンの撮影しかしてもらえないのでたぶん買わないな...。
預け荷物を受け取り、外に出る。出たところで、粒あんパン(エイドで配っていたのと同じもの)、ウィダーインゼリー、水のペットボトルを受け取り、コース脇の待機ゾーンに入り、スマホで自分の記録や友達の記録を確認したり、ジャージを着たりする。幸い足は攣らず、靴の脱ぎ履きをしても大丈夫。ポケットに入れてきたエイドの食べ物の写真を撮る(トップ画像)。天気はいいが、やはり例年よりは肌寒いので、一緒に来た友達は待たず、先にホテルに戻ることに。
フィニッシュタイム3:53:19、ネット3:52:22、今の練習量としては上出来な結果。もう少し速く走りたいならもう少し練習しろということだ、と思いつつ、今シーズンのマラソンは終了。
今年も、親に貰った健康な身体と、好きにさせてくれる家族に感謝だ。

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