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2017/3/12 名古屋ウィメンズマラソン

今年も名古屋ウィメンズマラソン走ってきた。現地で走ったウィメンズマラソンは、2017年、2019年、2022年、2023年に続き5回目(2020年はコロナでエリート・準エリート大会になってしまったのでオンラインマラソンに、2021年はエントリーしたのにドクターストップかかってDNS)。今回の記録も近日中に書くが、最初に出た2017年大会が自己ベストだったので、当時mixiに書いておいた、マラソン記録をこちらにもあげておく。

名古屋ウィメンズマラソン、第6回大会で、初めて参加してきました。女子だけという走りやすい環境(みんなイーブンペースで走る)、幅広く、高低差の少ない名古屋市内の道を走るコース、これまでも好記録を出した人が多く、エントリー前から、勝負するならこのレースだよ、と言われていた。
エントリーした2016年9月の時点では、2016年3月に古河はなももマラソンで4年ぶりに叩きだしたPBと同じ3時間45分前後、あわよくば3時間40分切れちゃったりして、と思っていたのだが、その後12月のはが路ふれあいマラソンと、1月の勝田全国マラソンでPBを更新し、夢の3時間30分台(2014年には一度もサブフォー出来なかったことを思えばほんと夢のような記録だよ)に突入、満を持しての名古屋となり、周囲からも謎のサブ3.5コールが。え、マラソン走り始めて7年で、20分位しか記録伸びてないのに、ネットベスト(勝田の3時間36分19秒)より一気に6分も速く走れるようになる訳ないじゃん、と思いっつつ、あきらめたらそこで終わりだし、という気持ちも。
しかし、1月末の勝田以降、長くても20キロしか走らないまま3月突入。小江戸大江戸を回避したので、結果的にコース試走のロングランもしなかったら距離が伸びなかったような。
体調まぁまぁ。体重は多くもないが全く減ってもいない。天気は暑すぎず、晴れすぎずという予報。
土曜日の昼に名古屋入りし、喫茶マウンテンで謎の生クリームローディングをして、マラソンEXPOの人混みで消耗した後、あつた蓬莱軒のひつまぶしを持ち帰ってホテルの部屋で食べる。嗚呼満腹である。
ホテルの朝食が7時からで、これだと間に合わなそうなので(荷物預けの締め切り8:30、スタート9:10)、コンビニでパンや牛乳買って、東京駅で買って食べてなかったますのすしと共に6:30頃食べる。7:10にホテルを出て、栄から名城線、あまりの混雑で一本見送り。少しはすいていた臨時便ナゴヤドーム前矢田行でたどり着くが、改札をなかなか出られないし、地上に出られないし、歩道橋を渡れない。ナゴヤドームはまだ影も形も見えない。牛歩しつつ、ようやく選手専用ゾーンに入ったら、この先もう荷物整理は出来ないというゲートにすぐたどり着いてしまい、慌ててダウンやジャージを脱ぎ、荷物預け袋に入れる。持ってきた食べ物や飲み物を摂取する余裕もなし(まだ満腹だったからいいけど)。チームランシャツにアームカバー、下は長めの短パンに七分丈のタイツ。100円ショップのビニールポンチョをかぶる。しかしそんなに寒くない。この寒くなさは、日中の暑さにつながるのか?
ドームの駐車場が荷物預け。入り口で入場規制があったが、入った後は特に混沌とはしておらず、すっと荷物を預ける。Nと一緒に外に出て、そんなにトイレに行きたい感じはなかったが(あまり水分とってない)まだスタートまで45分位あったので、スタートゾーンの近くまで行って、トイレの列に並ぶ。Aブロックの前で開会式やっていて、大型ディスプレイで映す準備体操を一緒に少しやったり、渡辺美里の国歌斉唱を眺めたりする。特に時間に追われることもなくトイレ終了、これで後顧の憂いなし。ブロックの違うNと別れ、Bブロックへ(速いからBなのではなく、陸連登録だからB)。気温はゆるゆる上がってきている(結局スタート時には10度だったようだ)。走り出してからポンチョを脱ぐ動作が面倒なので、ブロック全体が外の道のスタートラインの近くまで移動する際に脱いで、ごみを集めている人に渡す。スタートブロックに近づいてから、靴ひもを交差した紐の下に押し込むのを忘れていたのに気づいて慌てて押し込む。これでほどけないだろう。
9:10号砲。スタートラインまで36秒。思ったより時間かかった。というか、これ、やっぱり人が多すぎなんだわ。女性だけしか走ってないかと思ったら、医師のビブスを付けた人、障碍者の伴走の人でちらほら男性も走っていた。
最初の1キロに5分12秒かかった。これはずっと後方スタートだった勝田とあまり変わらない。なんか人が多くて、前に進めない感じ。あんまり人を縫って前に出ようとすると消耗するのでそういう走りは推奨されないのだが、同じペースの人が二人並んでしまう壁が意外とストレスになる。1キロ過ぎでようやく落ち着いてきて、2キロ目はキロ4分43秒に。うわ、いきなり飛ばしているよ。勝田も4分40秒台から入っているので、そんなに無理をしている、という感じはないが、また、前半突っ込んでしまうのか、と思いつつ走る。そんなにきつくはない。気温は高くもなく低くもなく、手袋とアームカバーつけて、ちょうどいい感じ。名古屋は路面が固いので、足に意外と負担がかかる、と聞いていたが、なるほどコンクリ打ちっぱなしの路面である。しかし今日もターサージールで来たので足の裏が薄い。最後までいけるのかな。
ドームを出て、ひたすら南下。応援も多数。3キロあたりで、3時間半のペーサーに抜かれる。3時間半って、キロ5分で走り続け、最後だけちょっと上げれば達成できるタイムなのに、キロ4分40秒台で走っているわたしをやすやすと抜いて行くのはちょっと速すぎではないですかい?
5キロを過ぎたところで、スペシャルドリンクのテーブル。勿論エリート選手だけ。取らなかったらしいドリンクが少し残っていたが、ドリンクの全部はけたテーブルはもう撤収されつつあった。対向車線は14キロ地点あたりなので、さすがにまだトップ選手はこないな、と思っているとかなり早くに先ぶれの車が通った。その後6キロのすぐ手前で最初の給水。かなり喉からからでスタートしたのでアクエリアスをごくごく飲む。あとになって、あれ、マラソンより10分早くスタートしたホイールチェアマラソンの人たちは???、と思ったが、ホイールチェアはクォーターマラソンで、折り返しては来ないのだった。7キロ過ぎでとうとう白バイ、そしてテレビの中継車がやってきて、第一集団が駆け抜けていった。黒人が多いけど、アジア人(遠目だと日本人だかわからない)も数人拮抗して走っている。
次のエイドは水(手前にスポンジもあったらしいが気づかなかった)、そして、8キロあたりで、3.5時間ペーサーを追い抜く。流石に自分たちのペースが速すぎた、と自覚したのだろう。わたしはまだ4分40秒台で走っていて、自分で自分が怖い。でも、ペーサーに合わせたスピードに落とすと、その後付いていけなくなった時のショックが大きそうなので、行ける間は前を走っておこうと思う。名鉄の高架をくぐり、少し先で折り返し、また名鉄をくぐる。折り返しのあと、知り合いが来るかと見ていたが、中央分離帯に結構木が生えていて見通しはそんなによくない。結果的に、すぐそばをY、Mちゃん、Kが走っていたようだったが、一度もわからなかった。最初の折り返しが一番長くて、殆ど全員とすれ違ったはずなのに、わかったのはNだけだった。しかしすごい人だ。わたしの周囲は結構ばらけてきていて走りやすいが、対向車線は人がぎっしり走っていて、やすやすと人を抜いて走ることは出来ない感じ。そして、ふっと気づいたら人が少なくなっている...と思ったら、そこに高速の男子が走ってきた。ぼーっとしていたので、トップ選手は見落とした~。名古屋シティハーフは10:10スタートで、男女両方エントリー可。マラソンコースと同じコースをハーフの距離まで走る。知り合いはKNさん位しか出てない筈だがー、と思っていたら、KNさんがわたしを見つけて声をかけてくれた! 今大会唯一のお揃いのチームランシャツの人でした。
KNさんとすれ違ってしばらくで、コースは左折。ペースは緩やかに下がり始め、キロ4分50秒台、それも4分55秒を下回るようになる。最後まで5分で行くのは無理ってことすかね、と思いつつ、とりあえずハーフまではキロ4分台で行きたい、と短期目標を立てる。道は名古屋駅に向かう西行きの道。両側のビルが大きい。アクエリアスのあるエイドと水だけのエイドが交互で、水だけのエイドでは、最初の一間分はスポンジが置いてあるが、スポンジで肌を濡らすほど暑くはないかな、女性は日焼け止めや化粧を塗っている人が多いからそんなにスポンジで拭かないし。20キロ過ぎで左折、しばらく行くと路上にハーフのゴールゲート。横目で見ながら南下し、すぐ左折。道の右側の高速道路の下が、ハーフマラソンの人の荷物預けになっていて、ゴールからこのスペースまでは歩道橋を使って渡るようだ。この高速下の中央分離帯の周りをぐるっと回る形の折り返し、折り返したところに初の食べ物エイドがあり、バナナがあったので食べる。勝田は皮ついたままだったので、むくのが面倒で取らなかったが、名古屋はむいてあるので、わたし的には嬉しい(苦手な人もいると思うけど)。この22.55㎞のエイドにはれんこんチップス(他の人に聞いたら大好評)とサボテンのどあめもあったらしいが、見送り。中央分離帯をはさんだ折り返しは、対向選手は全然見えないが、右折して24-25㎞あたりの対向車線ではHちゃんが声かけてくれた。更に、eneoさん!、って声かけてくれたチームTシャツの人がいて、どうもMちゃんに見えるのだが、Mちゃん、まだお子さん産んで年足らずで、マラソン出るって聞いてなかったので、ほんとにMちゃんか、誰かと思い違いしているのかと頭くるくるしつつ進む。
このあたりから、キロ5分を超える。まだ3.5時間ペーサーは来ない。14キロがほぼ1時間08分、ハーフが1時間42分49秒(これってハーフマラソンの記録としても歴代6位相当)、28キロが2時間17分44秒、3分の1単位で見れば、まだ3時間30分圏内である。
石垣が見えてきて、あ、名古屋城が近いんだ、と思ったのが25キロ過ぎ。一旦右折して、前に神奈川県庁に似た建物が見えてきたら、それは名古屋市役所でした。市役所の脇で左折すると下り坂に。エイドにきらず揚げとふところ餅があったが、取らず、自分のポケットに入れていたパワージェルを摂取。左手にしゃちほこきらめく、名古屋城天守閣が遠く見えた。坂を下り終わって左折して、住宅地の中の地味な道をしばらく進む。前方に見えて来た広い道を車が往来しているので、そこまではいかないのか、と思ったら、本当にそこの道のすぐ手前まで行って折り返し。30キロを過ぎた。折り返してしばらく進んだところでひよこのコスプレをして応援している女の人がいて、あれっ、と思ったら、先週小江戸大江戸のエイドでリーダーをしていたYりんでした。ここの折り返しでもHちゃんが気づいてくれて、その後、Nとも会う。32キロに上り坂があり、ペースは5分10秒を超えるように。左足の薬指~小指の下あたりが痛い。タイツも微妙にきつい。32.5㎞のエイドで、小さめのバナナ(ここもむいてあった)を食べ、その脇の抹茶アーモンドにも手を出してみる。うっかり手袋したまま取ってしまい、手袋も緑の粉まみれ、口の周りも緑色にぱふぱふになる。間抜け。そして33キロ、とうとう集団の足音が後ろから迫ってきた。3.5時間ペーサーに抜かれ、少しでも付いて行けるかと思ったが全然だめだった。あっという間に遠くなる背中。後半もキロ5分で走れる脚を作らなくてはならないということだ。今日は気持ちが背水の陣、というか、「ここまで来たら勝ったも同然」という領域はなく、Death or Glory(アーサー・ランサム風)の大会、と思ってきたが、ペーサーに抜かれたので、残り距離と推定所要時間の脳内計算が始まった。ここからキロ6分で走ったらあと何分だから3時間何分でゴールだ、というのを、キロ6分よりは速く走ることですこしずつ推定ゴール時刻を早めて自分を鼓舞する。怪我もせず、体調も崩さず、こんなにいい気象条件の中で走れたのだ。記録出さないでどうするよ。
お城のぐるりを過ぎ、また、名古屋駅近くから今度は東に向かう。男性がいっぱい走っていて、この人たちはハーフのゴール目前の人たちだ。キロあたりペースは5分20秒台に突入、ちょっと反省して10秒台に戻し、また次の1キロで20秒台、の繰り返し。残り5キロから、ゴールまであと何キロ表示が立つようになり、ここで必死で計算。意地になってキロ5分20秒台は死守。最後の左折をして、北上してあとはナゴヤドームに戻るだけだが、意外とナゴヤドームが遠くからは見えない。見えると、全然近づかなくて絶望的な気分になるので、見えない方がいいような気がする。40キロを過ぎ、絶対PBだと確信。もう少し進んで、とうとう、ナゴヤドームの屋根が見えて来た。イオンモールに向かって走り、回り込んでドームの前に出て、ドームの脇を走る道は、さっきのスタートゾーンだ。もうゴールした人が外に出て、応援してくれている。最後の1キロは5分06秒まで上げた。42キロの看板を過ぎるととうとう屋内に入り、、柔らかい地面を踏みしめゴールゲートを通過する。3時間32分30秒。ちょっと涙出た。3時間30分は果てしなく遠いが、はなももから1年でグロスは12分46秒、ネットでも10分38秒も記録が縮まった計算だ。びっくりだ。
水色のゾーンでイケメン(特にコメントはありません)からティファニーの箱を受け取り、アクエリアス、完走タオル、そしてサイズ別のゲートで黒いタンクトップ(かなり勇気のいる大胆カット)を受け取る。ティファニーの大きめの紙袋もくれる。あれっ、記録証は貰えないのか、と思いつつ(後日郵送だそうです)駐車場に行き、荷物を受け取る。水色ゾーンで近くにいた人に写真撮って貰ったので、荷物からTシャツを出して手早く着替えてしまい、ジャージも着る。そして外に出たら、水をくれて、小倉ネオマーガリンパン、バナナ、VAAM粉末をくれる。大荷物だ。前後してゴールした人と会って話したり、コースの脇に行って、知り合いの通過を見たり、Facebookに書きこんだりする。ジャージだけで寒くない、気持ちいい気候。でも、減速につながるほどの暑さにもならず、本当にありがたいことであった。
走れる環境にあることに感謝。健康に産んでくれた両親に感謝。大会運営、そしてボランティアの皆様に感謝。
(右足小指の裏側には大きな水ぶくれが出来てましたが、つぶさないで、本日まで温存中。みんな結構大きな肉刺がつぶれて、流血沙汰になっている人もいたが、これって道路が固いからなのかな?)

ランナーズアップデートの5キロごと記録に、GPSの計測値をあわせると下記のとおり(なので秒単位のずれはあるかも)
5km 00:24:38 (0:24:02) 0:24:02 09:34:38
 0.36-5.12-4.43-4.42-4.40-4.43
10km 00:48:25 (0:47:49) 0:23:47 09:58:25
 4.46-4.42-4.48-4.45-4.47
15km 01:12:56 (1:12:20) 0:24:31 10:22:56
 4.54-4.56-4.56-4.52-4.56
20km 01:37:28 (1:36:52) 0:24:32 10:47:28
 4.53-4.49-4.54-4.59-4.57
25km 02:02:28 (2:01:52) 0:25:00 11:12:28
 4.52-5.04-4.59-5.06-5.01
30km 02:28:06 (2:27:30) 0:25:38 11:38:06
 5.03-5.12-5.04-5.14-5.07
35km 02:54:16 (2:53:40) 0:26:10 12:04:16
 5.19-5.04-5.04-5.26-5.18 0km 03:21:13 (3:20:37) 0:26:57 12:31:13
 5.25-5.19-5.18-5.29-5.27
Finish 03:32:30 (3:31:54) 0:11:17 12:42:30
 5.16-5.06-0.56

#マラソン #完走 #名古屋ウィメンズマラソン #ナゴヤドーム #ティファニー


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