マガジンのカバー画像

パラダイスティ

10
少しずつ小説を書いています。1からお読みください。
運営しているクリエイター

記事一覧

パラダイスティ10

翌日の大学は驚くほど身に入らなかった。 何故こんなに頭に入らないか理由は明確だった。 昨…

パラダイスティ9

私は彼が帰宅してから鞄から煙草を取り出した。するとバーテンダーはすっと灰皿を出してくれた…

2

パラダイスティ8

私はぽかんとしていると彼のスマホが鳴った。 彼はポケットからスマホを取り出し、画面を確認…

1

パラダイスティ7

私の名前を男性は発した。私はびっくりして持っていたお酒をこぼしそうになってしまった。 「…

パラダイスティ6

差し出されたお通しはお店で作ったもののようだ。マッシュルームにチーズが乗っていて一口食べ…

パラダイスティ5

そういえばバーは一度だけ連れてきてもらった事がある。私が20歳になったからと誕生日の翌日…

パラダイスティ4

明美が去った後、私は母親に「今日はサークルの友達とご飯食べるからいらない。」とメールを送った。すぐ「分かった。を付けてね。」と返事が返ってきた。でもそんな予定はない。サークルの友達も同じ講義を受けてる友達もみんな最近は忙しそうにしている。今日はなんとなく誰かと一緒にご飯が食べたかったが、そんな都合の良い人はいるわけがなく…。 今はネットで調べればいくらでも出会いはある。相席居酒屋もあるし誰かと一緒にご飯を食べようと思えば食べれるのだ。しかも友達から聞いた話だと奢ってくれるそ

パラダイスティ3

大学の講義を全て終えて帰宅しようとすると、大学の前で同じサークルの明美に声をかけられた。…

2

パラダイスティ2

「あんた目障りなんだよ。私の前から消えて。」 寝る前に思い出してしまった。人間は何故嫌な…

パラダイスティ1

「今回は採用を見送らさせていただきます。」 この一言を見るは何度目だろうか。見飽きた文章…