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美術学生イトウの青春

どうも山ぱんだくんです。集中講義の日程いつだろうと思ったらもうすでに終わっていたような人生やってます。入学から半年で七単位落としました。ちょっとよくわかんない。

さてさて「君が好きだと叫びたい」
第三十四回は「美術学生イトウの青春」
うおおおおぉぉぉぉぉおおぉぉ青春んんんんんしたぁぁぁぁぁあぁぁぁいいいぃぃぃl

第三十四回 美術学生イトウの青春

本屋でチラチラと見かけていた、なんだか独特なタッチの漫画。ずっと気になっていたその漫画を買って読んだのはAmazonスチューデントに入会した際にもらった2000円分クーポンを使うために4000円分の本を集めていた時のことだった。(今思えば2000円引きにするために4000円分買うというのはなかなかAmazonの手中にはまっている) 

内容を全く知らずに買ったら、自分と同じ研究者の卵たちの話であった(そんな感じ全然しないのに)。

現在大学院一年生、いろんな人から「それ何の役に立つの?」と問われるような魚の研究をしている。何の役に立つのか僕にもちょっとよく分からない。立たないと思う。

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大学院で美術教育の研究に励む作者のイトウハジメ氏による日常を描いたコミックエッセイなのだけど、彼のまわりに同じ大学院に通う幅広い分野の友人たちがいるのが面白い。神経質で数学オタクのジェイ、後輩に優しく筋トレが趣味のかぺ先輩、しっかり者の後輩まるちゃん。

美術系、理数系、スポーツ系と幅広い分野の専門を志すマニアックな友人たちが集まるのは一応教育学というくくりがあるからなのだろうか。僕の周りには理数系しかいないのでとっても羨ましい。

みんな専門分野は全く違うし気質も性格も違う。
そんな彼らに共通するのが、

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未熟な研究者たちのひたむきな日常を描き出したエッセイは思いのほか切実で、真っ暗な未知の中に足を踏み出す孤独も恐怖も不安も、そしてそれでもどうしようもなく「知りたい」と願う衝動も生生しくて、力強くて、涙がでた。

「そしてまたぼくらは、知らない世界を知りたくなる」


「知りたい」という気持ちだけで、ここまでやってきた。相変わらず将来は見えず、研究の未来もまた、見えない(一週間後の中間報告に持っていくデータもまだ、出ていない)。不安だらけの日々だけど、これを読むとそうやって道を選び、日々コツコツと研究を積み重ねてきた自分に少し誇りが持てる。気がする。

なんだよ、僕もちょっとかっこいいじゃないか。なんてさ。

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