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いつだって僕らは

どうも山ぱんだくんです。
病み上がりでバイトに行くと
「こんなに痩せて可哀想に!」とみんなが僕の顔をペタペタと触ってお菓子やらご飯やらをいっぱいくれたけど実は体重は100gも変わっていません。

さてさて山ぱんだくんと月曜の理屈
第八十一回は「いつだって僕らは」

第八十一回 いつだって僕らは

昨日、BUMP OF CHICKEN のライブに母親と行ってきたのだけど島でダイヤモンドを歌い始めた藤くんが「あーーちょっと待って待って」と途中でやめて話し出した。びっくりした。
「この曲さ、ちょうど20年前ぐらいかな。このステージよりも狭いような部屋で作ってたんだよ。そのころはうまく行きゃ100人とかの前で出来るぐらいでさ、嵐の日とかは全然でそれでも来てくれる友達が10人とかいてさ、いや人数は関係ない、関係ないんだけど…」

なんだかずっと感極まって、思いと言葉が歌や枠から溢れ出続けるライブだった。

僕達は想像も出来ないような嵐の中をここまでやって来た4人が肩を寄せ合って「嵐の中をどこまでも行こうぜ」と確かめるように歌う。なんだか、新しいどこかへ行こうと決めた彼らの誓いみたいだと思った。どこへ行くんだろう。僕も一緒に、行けたらいいなあ。

そう思っていたら望遠のマーチがやってくる。
「行こうよ!」とみんなで歌い藤くんが「その声たよりに探すから見つけて欲しい」と返す。すごいセトリだね。ここに来てやっと意味がわかったんだ。

2回目のAuroraarcを飛び越えて会場は新世界へ。嘘みたいに綺麗なアリアの映像とイントロに入る少年紀「どうして僕は大人になるんだろう。いつから大人になるんだろう。」が大人になれない僕らを次の章へと連れていく。

生きるのは最高だ!って叫んで、アイラブユーな幸福感に満ち溢れて、supernova、流れ星の正体。この並びはずるいな。

忘れたくないなあとずっと思ってた。ここにいたこと。君とここにいたこと。大切にしたかったこと。大切にしていたこと。忘れたってそばにいるって、本当かな。そうだといいな。

帰りにBUMPの曲が聴ける観覧車に2人で乗って記念撮影をした。

観覧車の記念写真なんて誰が買うんだろうと思っていたら自分の母親が嬉しそうに買っていて、なんだか申し訳ないような気持ちになった。

母とは仲が悪いわけではないのだけど、ただ僕が写真を撮られるのが苦手で2人で撮った写真はあまりない。

初めてライブに一緒に行った時は「これが…僕の好きな…人たちです…」とちょっと恥ずかしいような怖いような気持ちだったんだけどまた一緒に来られて良かった。今日のファイナルも一緒に見届ける。

明日目覚めないかもしれないじゃん。だから今日をいっぱいに愛して大切な人に優しくしたいよ。いつだって僕らは今しか生きられないんだし。

#コラム #エッセイ #日記 #ライブレポ #auroraark