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そこに山があっても

どうも山ぱんだくんです。まあ今日は祝日ということですし、12時になるまでは朝だってことでいいですよね。ええいいですよう。

さてさて、山ぱんだくんと月曜の理屈
第六十九回は「そこに山があっても」
なぜ人は山に登るのか?
→A.そこに山があ文字数

第六十九回 そこに山があっても

山の日に富士山に登るなんて安直なことをしてしまいました。ああ恥ずかしい。とはいえ、時間の関係で全体が行ったのは八合目までで僕は本六合目でリタイアして一人で下山したんですけど。頂上まで行けないならどこでやめても一緒じゃない?ミスター貧弱とは俺のことさ。

本六合目。雲の中で食べる豚汁is最高


人気のない森の中を一人でのんびり歩くのは楽しかったし、登りでは必死すぎて見えなかった景色が見られて良かった。霧に包まれた道をスパークルを聞きながら歩いた。これが最高の富士山の楽しみ方では?

その道中で鹿に何度か遭遇したんだけど、鹿なんて宮島にいくらでもいるのに山の中で出会うとびっくりするもんですね。何あの、圧倒的な、物体。凛とした瞳で真っ直ぐに僕を見据えてまた山奥に消えてゆきました。イケメン。

なんなの登山、わけわかんない。のぼっておりて、ポテンシャルエネルギー。夜の富士山は吉田ルートを登る夜間登山者のヘッドライトが光の道を作っていて、温泉から見るその景色が一番良かった。

なぜ人は山に登るのか?「そこに山があるからだ」という言葉が有名だけど、実はこの言葉は疲れ切った登山者が半ばやけに「うるせえ、そこに山があるからだよっ」と吐き捨てるように言ったセリフだという説もある。そこに山があっても登らなくたっていいだろ、と言いつつ僕はまた山に登る気がします。ほどほどにね。だってそこに山があるから。