感情の豊かさの大切さ

　小説を書くうえで思うことは、作者が感情豊かなら、その感情が作品に反映されると思います。

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　小説を書くうえで思うことは、作者が感情豊かなら、その感情が作品に反映されると思います。その小説を読者さんに読んでもらって、その感情をくみとってもらえて面白い、共感できる、なるほどなど思ってもらえると書き手として幸いです。

　以前の僕の作品は堅苦しく、淡々としていました。それが、さまざまな人たちと出会い、コミュニケーションを図ることによって僕の心もやわらかくなり、良い影響を受けることができました。

　実は僕には持病があります。今の化学では一生完治しない病気です。でも、それを今では悲観的には捉えていません。主治医は、「病気になった人しか体験できないことをあなたはしている。それは、大切な財産ですよ」とおっしゃっていました。僕にとってとてもありがたい言葉です。

　そういういろいろな経験や、人間関係を築くことによって以前の僕とは違う、感情や感受性の豊かな人間になったと思います。感情が豊かになって思うことは、以前より人の気持ちを察するのが上手くなった気がします。それらのことを活かしながらこれからもいろんなことにチャレンジし、経験を積み、たくさんの人たちと触れ合い、向上心を忘れず、少しでも器の大きな作家になりたいと心から思います。