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遠藤良二の短編小説集

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短編小説「森の中にいた異能者との出逢い」「初恋」「抱擁」「嘘」「未来」「俺と彼女の行く末」「生と死」「嫉妬」「欲望と病魔」「憎悪、そして……」「劣等感と生きるためのヒント」「夢」…
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2021年8月の記事一覧

時代と生き様

時代と生き様

 時は西暦2200年の7月頃。僕はいつものように高校に通っていた。女子友達の平田珠理奈(ひらたじゅりな)という名前の子と一緒に。彼女とは住んでいる家が近く、父親同士も仲がいい。

 今日は月曜日で、今は朝の7時ちょうど。僕は携帯電話のアラームで目覚めた。
 名前は海馬澤誠二。鉄筋コンクリートの二階建ての白い家に住んでいる。両親は離婚をしていて、父と妹と祖父母の5人暮らし。母は別な男性と父と別れてす

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覚醒

覚醒

 ある朝、私は嫌な夢を見た。

激怒する夢と、友達を冷淡な目で見る夢。

すると、

私の右手から炎が出た。

左手からは氷の刃が出てきた。

これは一体どういうこと?

右手は熱いし、左手は冷たい。

それらの手で周りの物を触ってみた。

右手で本を触るとそれに火が点き、左手で水を触ると凍った。

私は魔法使いに覚醒した気分になった。

 私の年齢は15歳。

中学3年生。

受験生。

右手か

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動向

動向

 僕はゲイだ。こうやって堂々と言えるようになったのは、最近のことだ。それまでは、差別や偏見がひどく言えなかった。でも、時代の移り変わりとともに理解してもらえるようになった。100%ではないにしろ。

 僕にはゲイの友達のほかに、レズビアンやバイセクシャル、トランスジェンダーの友だちもいる。どこで知り合ったかというと、イベントがあったのだ。性に悩みを抱えている人たちのためのイベント。まずは、出逢いか

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僕の日常と恋心

僕の日常と恋心

#短編小説 #日常 #恋心

 僕が仕事をする上で、一番大切にしていることがある。それは、人間関係だ。もちろん、仕事をこなすことは大事だとは思う。でも、人間関係が悪いと気分も悪いし、仕事もしづらいと思う。挙句の果てには嫌になり、退職してしまうのではないかと、思う。

 なので、僕は主に職場での人間関係を円滑にしていきたいと常日頃から思っている。

 職場の仲間とつながり、一番いいと思うのは絆ができ

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