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保育現場における「相手の立場になって」とは

子どもにとってを考えた時に、保育士たちはぶつかり合うこともしばしばあります。

うちの職場でも、実際あり結果として少し病んでしまうなどが残念ながらありました。

誰が見ても正解のことだったとしても、その伝え方でよかったのだろうか?相手の立場になったらこれを言わないととなってしまってないだろうか?

なら「相手の立場になって」とアドバイスは的確なのだろうか?と考えていました。

①相手の立場になれてない原因とは

これは、リサーチ不足だと思っています。
例えば「子どもの情緒が安定していない」ということを保護者に伝えたとします。まぁこんなに単刀直入には言わないでしょうが。その際一般的には「関わりをもっと増やしてください」とアドバイスするかもしれません。
でも、保護者と話していくうちに、「ワンオペで子どもと離れる時間がない」「余裕がなくて子どもにキツくあたってしまう」等の話がポロポロと出てきたとします。では先ほどの質問に戻りますが、その保護者に対して「関わりをもっと増やしてください」が適切なアドバイスなのでしょうか?これは相手の立場になれていないと私は思っています。

この場合なら私は「なら、子ども預かるからリフレッシュして、子どもと前向きに関われるよう時間を作っていきましょう」というと思います。

②知識が邪魔をする

職員間の意見の衝突は組織としてあった方がいいが、有意義なものにならないといけない。冒頭にも書いたが病んでしまっている職員がいること自体が有意義ではなかったと思っています。

この原因とはなにか、もちろん本人の情緒もあるが、「知識」が邪魔をしていることがあります。
保育士は経験を積むとどうしても知識と、1人でもやれる自信がついていきます。もちろんその能力はうまく活用できる事に越したことはないですが、中にはその知識が絶対だと思ってる人もいます。

知識とは本来、目的に向けての道筋の中で使うアイテムの一つですが、その知識が目的になり、絶対だと思ってしまうと、他者との意見の交わりがなくなり一方的になってしまうと思います。

職員間のアドバイスで必要なのは、まずは相手のことを知り、その人にあった方法を、持っている知識でアレンジしながら、伝えていくことが、うまく対話をしていくものだと思い、自分を戒めて今日も働こうと思います。

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