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佐藤可士和展はなぜZ世代の中でも人気になったのか?🔍遠藤的分析

初noteを書いて約2ヶ月が経ち、私も社会人になりました🌸

入社前の3月には(コロナ対策万全に)友達と遊ぶのと並行して、学校で学んできたことの復習や読書、マーケターのnoteを読みまくるなどなど、学びのインプットも行っていました。

その中で見つけた「佐藤可士和展」
これは「今後マーケターを目指す自分にとって学びになる!」と思い、私も3月に行ってきました!

行った後にInstagramに投稿しようと思い、#佐藤可士和展 と調べてみると
・勉強目当てではない人も多い
・意外とZ世代が多い
・周りの友達も行きだした
と、勉強目当てで行った私としてはこの環境が不思議でした。

なので今回は、私と近い歳のZ世代(18~24歳)に焦点を当て、「佐藤可士和展はなぜZ世代の中でも人気になったのか?」を調査・分析してみたいと思います🐥
(※あくまで遠藤的分析ですので温かい目で読んでくださると嬉しいですううう)

佐藤可士和展とは

2021年2月3日~4月25日に開催された、クリエイティブディレクター佐藤可士和氏の過去最大規模の個展です。
広告プロジェクトやブランド戦略、VI・CI計画など、佐藤可士和氏の約30年にわたる活動を、下記画像のような作品とともに、音声ガイドで紹介してくれるツアー的な個展でした。

会場にある作品・展示物は、ほぼ”撮影OK”で、入場料は高校生からかかりました。

どうZ世代に広まったのか

まず前提として(感覚的ではありますが)、私含め、周りのZ世代は「個展に行く」ことはほぼほぼ無いというのが現状だったなと思います。
「無料」であれば友達との待ち合わせまでの間にちょろっと行ってみるということはあったものの、佐藤可士和展のように「お金を払って行く」というのはかなりハードルの高いことだったと思います。

では早速本題(「佐藤可士和展はなぜZ世代※1の中でも人気になったのか?」)に入りたいと思います。

※1 私と近い歳の18~24歳を指します。理由としては私自身がInstagram上でフォローしている年齢層でであり、この年齢層による佐藤可士和展の投稿を多く目にしたため。

そもそもどこからどう情報がZ世代に伝わったのか。

個展の開催情報の拡散はTwitterが起点なのではないか、と考え、佐藤可士和展の公式Twitterの初稿から探ってみることにしました。

すると面白いことが分かったんです、、!
初稿はRT298件、引用RT13件、いいね365件を獲得。※2
その内訳を目視で確認できるだけ調べてみると、SMAPのファンの方によるRTやいいねが多いことが分かりました!
(SMAP関連の作品も多く展示されていたことが影響していると考えらるのではないでしょうか)

そこで私は下記のような流れでZ世代に情報が伝わったのではないかと考えました。

佐藤可士和展

まず個展の開催に関する情報は公式TwitterをはじめとするSNSや、佐藤可士和氏のメディア露出などが確認できました。

その情報を知りまず最初に個展に行ったのは、佐藤可士和氏の関係者や同業者、私のような勉強できる!と思った人、そしてRTやいいねで多く見受けられたSMAPファンの方々なのではないかと感じました。

ではそこからどうZ世代に情報が伝わったのかというと、Instagram上でも多く見受けられるジャニーズファンの方のファン垢による影響なのではないかと考えました。

Instagramではジャニーズだけに限らずファンによる垢が多く存在し、投稿内容はもちろん自分の推しに関するもの。そしてその垢のコンテンツを見るファンが多くいます。
私自身も親の影響で小さい頃からSMAPが好きで、時間があればIGTVでSMAP関連を見ていたので、Instagramの検索タブにはSMAP×SMAP、おじゃMAP!!、いいとも!、音楽番組などでいっぱいです(笑)

少し話はずれましたが、このように、
・ファン垢から影響を受ける人がいること※3
・そのファン垢の投稿内容は自分の推しに関するもの
であることから、SMAPファンの方が①佐藤可士和展に行き、②SMAPの作品・展示物を撮影、③Twitter・Instagramで投稿、
そしてその投稿は、④日頃からInstagramでジャニーズのファン垢やSMAP関連を見ている人の検索タブに表示される、
というような流れができるのではないでしょうか。

ジャニーズのファンは中高生から私の親世代など幅広くファンが存在している、そしてInstagramを習慣的(もはや朝起きたら顔洗って歯ブラシするみたいな感覚)にチェックしているZ世代には特に情報が行きやすい、というような環境があるのではないでしょうか。

※2 2021年5月3日時点。
※3 2018年に私がフォローしている189人の女子大生にInstagramで何の投稿にいいねをしているか調査を行ったところ、ジャニーズのファン垢にいいねしている人が15人いることも分かりました。

Z世代の特性

ここまでで(遠藤的分析ですが)Z世代に佐藤可士和展の情報が伝わる流れが掴めた気がします。
しかし、先ほども述べた通り個展に「お金を払って行く」というのはかなりハードルは高い、、、ですが実際に行っているZ世代を多く見受けました。

なぜZ世代がお金を払ったのか。
このもやもやを解消するために #佐藤可士和展 で人気投稿に表示されたZ世代の投稿の文脈を見てみました。

すると、
・ピンで写真を撮っている人が多い
・ #ファッション好きな人と繋がりたい 、 #カメラ好きと繋がりたい をハッシュタグつけている人が多い
ということが分かりました。

これはZ世代の消費行動の特徴※4でもある「個性を称えるメッセージに敏感」「話題にできるものを好む」が大きく影響しているのではないかと感じました。
佐藤可士和展が撮影OKだったこともあり、おしゃれな写真がいっぱい撮れるというインサイトも少なからずあったのではないかと感じました。

※4 https://ferret-plus.com/13347?page=2 参照

まとめ

私と近い歳のZ世代(18~24歳)に焦点を当て、「佐藤可士和展はなぜZ世代の中でも人気になったのか?」を分析してみました。

SMAPファンの方々、Instagramのファン垢による影響でZ世代に情報が伝わり、そこから興味を持ち、個展に行ったのではないかという流れで整理をしてみました。
ただ本当のところはどうだか分かりませんし、あくまで遠藤的分析です!

「佐藤可士和展」
すぐに想起されるデザインを作り出すことってすごいな、シンプルが一番難しいと思った、1つの作品を作るまでの過程に対する魂の込め方などなど、本当に勉強になることばかりでした。
もう一回行きたかったな~と最近放送されたカンブリア宮殿を見てさらに思った次第でございます、、!

これから社会人頑張ろうと思いました!これから色々インプット・アウトプット頑張るぞ~~~!

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