大人になって出来た友人
10年前、バレーボール観戦にハマっていました。
好きなチーム、好きな選手が居て、シーズン中の土日は西日本各地の会場へ行く事も多かったです。
1人行動が好きなので、1人で遠征する事に寂しさを感じる事はなかったですが、遠征をしていく中で友人が沢山出来ました。
私の好きなチームは、どちらかというと強いほうではなく、正直応援していてもどかしくなる時が多くありました。
アリーナ席で1人「悔しい~」となってたんですが、その時スタンド席を見ると、チームの応援団が見えました。
バレーボールの応援っぽくない、サッカースタイルの応援。
どんな状況の時でも、ゲームセットまで手拍子と声出しを続けている。
私は「このもどかしさを解消するには、あそこで声出しするしかない!」と思い、次の観戦で応援団席に行く事を決めました。
応援団席に行くと、1人ぽつんと座ってた私に「一緒に応援しましょ~」と声をかけてくれて、温かく迎えてくれました。
試合は負けましたが、おかげさまで楽しく観戦する事ができました。
それ以降、観戦する時は応援団席で応援しました。
だんだん顔見知りになる方や、各地で初めましての方も増えたりで、仲間に入れてもらえてとても嬉しかったです。
観戦後は大体みんなで飲みに行ってました。
見事に酒好きが集まっていて、不思議と似た者同士が集まるんだなぁと(笑)
そのうち試合よりも飲んでる時間のほうが長くて、バレーボール観戦というより、旅行がてらみんなに会いに行ってたような感じでした。
1人行動できるタイプの集まりだったので、観戦後は各々チェックインして、また夜集まるみたいな…べったりしてない距離感も嬉しかったです。
住んでる場所も年齢も違う、本名も何の仕事してるかも知らないけど、同じチームを応援してるってだけで繋がって楽しい時間を過ごせるってすごい事だと思いました。
ここで出会わなかったら、多分出会う事はなかっただろうなぁ。
コロナ禍になった事と、チーム自体が廃部になった事で、なかなか集まるのが難しくなってもう数年会ってない人もいる。
でもみんな元気そうだし、久しぶりに会っても変わらず楽しい時間を過ごせそうな気がします。
友人達とはバレーボール以外にも、サッカーやプロレスなど趣味の共通点が沢山あるので(笑)
自分からグループに飛び込む事は滅多にしないですが、この時ばかりは勇気を出して飛び込んで本当に良かったと思います。
最後に思い出の写真を載せます!