自分の習慣を否定すると自分の全てを否定する
#アレクサンダーテクニーク #自分を大切にする #アレクサンダーテクニークトレーニー日記
アレクサンダー・テクニークは、「自分の身体的・精神的な習慣に自分自身が気づく」要素を含んでいます。「気づく」は否定することではありませんし、アレクサンダー・テクニークは自分自身や他人を否定・判断する要素は含んでいません。
「気づく」、そこに他の感情は何もいらないのに、なぜか「判断」「正誤」を加えてしまいます。レッスンやトレーニングで、自分を疲れさせる心身の習慣に気づきます。
「首を固くしている」
「他人の目が気になる」
「肩を丸めている」…自分を疲れさせて、心身を傷めるは習慣人それぞれです。
今までその人や自分が居た環境も影響しているのでしょう。どうしても「心身を傷めて疲れさせる習慣を持つ自分はダメな人間だ」と自分自身を否定します。「自分自身を否定する」習慣も心身を痛める習慣です。今の教育制度・職場環境は結果を正誤で判断しますし、「ふりかえり」と称してがいかに至らなかったかしか自己評価しない傾向にあります。
自分ひとりでは、今の教育制度や職場環境に物申すことはできません。意見すると100倍になって自分の意見を否定され、徒労感しか残らないのが現状です。そこでまた「自分を否定する」習慣が上書きされます。
今の環境は変えられませんし、教育制度や職場環境も同じで環境も個人が変えることは出来ません。環境が自分を否定しても、自分だけは自分を否定することはやめましょう。自分を否定することは、自分を傷めつけることです。自分で自分を消費するのは、大変消耗することです。
習慣を変えられない自分がいるのなら、「ああ、この習慣を持ち続けているのだな」と思うだけでいいのです。そこに判断は必要ないですし、習慣を取り消そうと努力する必要もありません。今持っている習慣は、今まで自分とともに生きてきて身についたものです。その習慣を否定することは、自分自身の存在を否定することになります。
自分を否定するのではなく、新しい習慣を見つけて古い習慣との間をいったりきたりできれば、それでいいとわたしは考えています。
ただですら生きにくさを感じる現代社会、せめて自分自身を労わりましょう。
習慣を否定することは自分自身を否定することになりますよ。
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