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【ペルソナ5ザ・ロイヤル】移植版はDLC全収録?!購入前にP5Rを知ろう!

お久しぶりです。前回の作品紹介から大分期間が空いてしまいましたが2回目の投稿となります。
あんたインディーズゲームメインって言ってたやんけぇ!!というのは心の内に閉まっておいてください。笑
そしてはじめに言っておきます、ゴメンなさい。めちゃくちゃ長いです。まとめたつもりが長時間みっちり編集の長文になってしまいました。

はじめに

今回紹介させていただくゲームはシリーズを増すごとに世界に認知され、日本だけでなく世界中に愛されるようになった作品『ペルソナ』の5作目、『ペルソナ5ザ・ロイヤル』(以後P5Rと称する)についてリマスター版発売を控えてる中オリジナルであるPS4版を買ってつい先日クリアしたので、最初のダンジョンのネタバレを含めレビュー&紹介をしていきたい。
だって買った時DL版セール中だったんだもん!

ペルソナシリーズ既プレイだけど5はやったことない。またはシリーズ未プレイユーザーの購入の参考になればと思う。

また、筆者はペルソナ3、ペルソナ3ポータブル、ペルソナ4、ペルソナ4ザ・ゴールデン、ペルソナ5オリジナル版少しだけプレイ済みのペルソナシリーズ好きの1ユーザーではあるが大のRPG苦手マンである。
体力ない時のエンカウントを許すな!!

難易度とプレイ時間

筆者のプレイした難易度  SAFETY(1番優しい)

おいおいそんなんで面白かった?笑わせるなよ俗物が!!と思う後方待機腕組みニキがいるかもしれない。待ってくれ。上記にも書いたが筆者はRPGが苦手なのである。ホントに。
昔のRPGゲームはダンジョンを歩いてたら突然バトル!みたいな所謂ランダムエンカウントだったのに対し、最近のRPGは敵が可視化されてぶつかったらバトルパート!みたいなエンカウント式に変更され優しくなっている。それでも筆者は逃げるのだ。穴があったら入りたいとはよく言ったものだ。


そんなRPG苦手な筆者でもこのように1周目で遊び尽くしてしまった.....。冗談抜きで今までの人生でやってきたRPG作品の中で唯一主人公&パーティ全員をレベルマにしたゲームである。
SAFETYの力ってすげえ!


そもそもあまりゲームをやらないユーザーは知らない。というていで話すがペルソナを作ったソフトメーカー、ATLASが手掛けるRPGは硬派で難易度ノーマルでも比較的難しいのだ。

今作P5Rの難易度の違いは下に載せている表記の通りとなっており、難易度を上げたらやたらめったら敵が自分のパーティの属性相性有利なものばかり突いてくる。とかそういうものではない。
単純に被/与ダメージ補正の変化と経験値・お金の獲得量の違いなので、RPGが得意なユーザーでも2周目も考えている!という人は所持金は周回プレイ時に引き継げるので1周目は敢えて低い難易度をプレイし、2周目に備えよう。
※EASYより上の難易度はいつでも難易度変更出来るが、SAFETYで始めた場合は途中難易度変更が出来ないので注意しよう。

kamigame.jpより


目安プレイ時間 70100時間以上
(
内追加ストーリーは1520時間ほど)
※なぜこんなに時間に差があるのかは後述させていただく。

ジュブナイルJRPGとは?

ジュブナイル(juvenile)は、ティーンエイジャー(少年・少女、青少年)を対象とする修飾詞。
Wikipediaより

つまり少年少女達が活躍する日本産のロールプレイングゲームである。

そもそもペルソナとは?

ペルソナ(英: persona)とは、カール・グスタフ・ユングの概念。ペルソナという言葉は、元来、古典劇において役者が用いた仮面のことであるが、ユングは人間の外的側面をペルソナと呼んだ。
Wikipediaより

また他の場所では『人格』とも表現されており、ペルソナシリーズ内でもペルソナ=自身の別側面の人格、分身と表している。

個人的5段階評価

カテゴリーを5つに分けて評価すると、

ビジュアル                               ★★★★★
ゲーム性                                  ★★★★☆
BGM                                        ★★★★★★★
ストーリー                               ★★★★☆
社会人が遊べる時間の確保      ★☆☆☆☆

あらすじ

奪え、その意志で。

ある事情で“東京”の高校に転入する
ことになった主人公の少年は、奇妙な夢を見る。

自身に課せられた『更生』のため、
そして、悪しき欲望から人々を救うため、
怪盗となった主人公はたくさんの人々と出会い、
絆を結んでゆく。
かけがえのない一年を過ごした後、
あなたを待ち受けるものとは......?
ペルソナ5 公式サイトより

また、オリジナル版ではあるがYouTubeでATLAS公式が序盤映像の動画を出していたのでそちらも見ていただきたい。

なぜ、オリジナル版ではあるがと上で発言したのかはこれを見た後に今作P5Rをプレイしていただきたい。序盤のこのシーンからすでに変化があるのである。

オリジナル版と今作ザ・ロイヤル版の違い

オリジナル版からP5Rにバージョンアップしたことにより、メインストーリーへの大きな変化はない。しかしダンジョン攻略の一部仕様変更、ボスギミック変化、新キャラクター登場オリジナル版にはなかった3学期編追加などがある。
※その他にもシステム面の調整や日常パートで新エリア追加など数々のバージョンアップがされている。

今作のテーマは『更生』

保護観察期間の1年間を主人公は東京ですごす

ある日主人公は酔っ払っている男に絡まれている女性を助けようとした結果、傷害の濡れ衣を着せられ、保護観察処分の身となり地元の高校を退学処分させられてしまう。
そう、これが公式サイトから引用した中に書いてあったある事情である。
そのあと親の知り合いからの紹介で東京に上京することになる。ほとぼりが冷めるまで東京で保護観察期間を過ごすことになるのだ。

喫茶店を営む佐倉惣治郎。本人曰く常連客からの頼みで仕方なく観察期間中預かることになったらしい。


ここまでの話だとそんな人気作になるほどの要素はあるのか?むしろ話は暗いし万人受けはしないのではないか?と思うかもしれない。
ジュブナイルJRPGの金字塔と言われているペルソナはそんな話だけでは終わらない。ストーリーだけでなくゲーム性が面白いのである。

怪盗団を結成し、性根が腐った大人たちを改心させろ!

主人公達は怪盗となりダンジョンのボス(大人たち)から『オタカラ』を盗むことが目的となる。そのオタカラとは何か。それは、その人を形成する心である。つまりオタカラ=心を盗むのが怪盗としての仕事である。
盗む相手は性根が腐りきって、権力や地位を振りかざすどうしようもないくらい救えないような大人たちばかりである。これが妙にリアルで現実でもいそうだな〜と思わせるキャラクターばかりなのがまた憎たらしい。そんなターゲットの心を盗み、改心させた時の謎のすっきり感はクセになるだろう。

主人公達の通う学校の教師であり最初のダンジョンのボスである鴨志田の真実の人格。彼は元バレーのオリンピック選手という過去の栄光を利用し、
女子生徒にはセクハラ、男子生徒には奴隷のような扱いと体罰を繰り返していた。

最初からこんなヤツがターゲットなので世の紳士淑女は怒っていい。

日常パート/ダンジョンパートで成長していく

RPGはパーティメンバーの武器や装備を強化し、ダンジョンで敵を倒して経験値を稼いでレベルアップし物語を進めていく。がRPGの鉄板であるが勿論P5Rもある。
他の作品と違うのは、カレンダーに沿って物語を進めていき、日常パートは学生として過ごし、ダンジョンパートで怪盗として過ごしていくのである。

物語はカレンダー式に進んでいく。このシステムはP3から導入され以降4、5と続いている。
時間に追われてる感が苦手という人も
中にはいるようだ

日常パートでは学生として授業に出たり放課後東京の街中を歩いて主人公のみのステータス、『人間パラメータ』を強化したり、アイテムを集めたりできる。
またCPUと絆を結ぶシステム『コープ』を進め、強力なペルソナを作ったりダンジョン攻略や日常パートをより有利に進めたり出来るようになる。

学校パートの1枚。時々教師から主人公にふられ、この問題の答えは?と聞かれる。
また、期末試験もある。
人間パラメータ。ダンジョン攻略には不要だが日常パートでこのパラメータは重要になってくる。
渋谷駅の地下通路。実際に東京内を歩き、
世間の声や街並みを見ることができる。
街中ではシリーズをプレイしたことある人には思わずおっ!と足を止めて見たくなるファンサービスもある。
内緒だが筆者の4の推しは雪子である。
コープ対象の1人、東郷一二三。
彼女の他にも複数人おり、コープを進めることで機能が追加される。

余談だが、異性とのコープを進めることでそのキャラクターと付き合うことが出来る。ダンジョン攻略に影響はないが特定な日にしか見れないイベントを見ることができるようになる。
また1人だけでなく複数人と付き合うことが出来る。心苦しくならない人はぜひやってみよう!

とある人物との特別イベントの1つ。この他にもイベントがあり、フルボイス対応になっている。


ダンジョンパートでは、基本的にはダンジョンでアイテム獲得や経験値、お金を稼いでレベル上げや集めたお金を日常パートでアイテム購入に使っていく。
各パート期日が決まっておりその期日までにダンジョン攻略が出来ないと事実上のボスに負け=ゲームオーバーとなる。
※当然ながらダンジョン内でパーティ全員のHPが0になった場合もゲームオーバーになる。

またある程度物語が進むとそれとは別に常設されるダンジョンに行けるようになる。こちらでもメインダンジョン同様アイテム獲得や経験値、お金稼ぎができるので次のダンジョンまでレベルが不安。という人やサブクエストも後々出てくるのでサブクエスト消化しつつ探索!という楽しみ方もできるので利用したい。

主人公の手助けをしてくれる人物、イゴール。シリーズお馴染みのキャラクターではあるが元来の声優さんが亡くなったため、5から新たな声優さんが声をあてている。
最初のダンジョンカモシダパレス攻略前の仲間とのチャット。5月2日までに改心を成功させないと主人公達は退学処分=ゲームオーバーになる。
常設ダンジョン『メメントス』、P5Rの追加要素。
ジョゼという少年に会うとスタンプというアイテムと交換で認知変化というものを行なってくれる。上記の3択の中からメメントス内でのみ効果アップさせてくれる機能なので率先してスタンプ集めをしよう。
ネットワーク機能をONにするとこの日他のプレイヤーはこの行動をしたよ!という他のプレイヤーを参考にできる機能もあるので活用しよう。

バトルを盛り上げるシステムと重要な要素『ペルソナ』

上記にペルソナ=自身の別側面の人格と書いたがペルソナシリーズは自身や仲間だけでなく各キャラクターが所持しているペルソナを使用し、バトルをする。例えるならば、『トレーナーも戦えるようになったポケモン』だろうか。
なんか違う気もするが.....。

バトルでは属性相性が存在する。敵によって属性の有利不利を見つけてWeak(弱点)を突き、敵がダウンしたらパーティ全員でフルボッコにする総攻撃やP5Rからの追加要素『ショータイム』で追撃、敵と交渉して新たな力を手に入れたりアイテムやお金を獲得したりする。

総攻撃シーン。お洒落で最高にクール
交渉シーン。敵にも性格があり性格によって発言を変えないと交渉が失敗してしまうことがある。


ペルソナはもう1人の自分。いわば分身のため、基本的には1人につき1体しかペルソナを所持出来ない。しかし主人公は作中で『トリックスター』と呼ばれる複数のペルソナを所持出来る存在なのである。意味については後述する。

トリックスターと呼ばれる主人公の運命とは

『汝、トリックスターよ・・・ 今こそ、この世の歪みの深淵に立ち向かうがいい。 

トリックスター(英: trickster)とは、神話や物語の中で、神や自然界の秩序を破り、物語を展開する者である。往々にしていたずら好きとして描かれる。善と悪、破壊と生産、賢者と愚者など、異なる二面性を持つのが特徴である。
Wikipediaより

なぜ彼はトリックスターと呼ばれているのか、なぜ内なる自身の人格ペルソナが覚醒したのか。保護観察や学校生活、怪盗活動だけではない。
これから1年過ごしていく中でトリックスターである彼を待ち受けるものとは.....

破滅という不穏な言葉と囚人服で監禁されている
主人公。主人公の行く末は是非とも手に取って、
自身の目で確かめていただきたい。

プレイ時間の長さの違いの正体

筆者のクリア時間はグッドエンド到達で下の通りだった。


ん?グッドエンド?そう思った方はまだこの記事を読む元気があるようだ。
そう、このゲーム実はマルチエンディングなのである。ある日が訪れると主人公は大きな決断を迫られる場面がある。そこで選択肢を誤ってしまうとバッドエンドとなり、そのデータはクリア扱いになり2周目に続いてしまうのだ。
そんな顔をするな、盟友よ。
セーブを強く推奨します。と優しく案内が出るので安心してほしい。心配性の人は複数のスロットにセーブするのをオススメする。筆者は2箇所にセーブした。

DLCについて

これは筆者と同じく我慢できなくてPS4版を買おうとしてる人向けに書こうと思う。なぜなら1021日に各ハードに発売される移植版P5Rは過去に配信された追加ペルソナや追加衣装、追加チャレンジバトルなどなどの有料DLCが全部収録されているからだ。

下の特設公式サイトをCheck ✓
↓↓↓↓↓↓

そのため今から買うなら圧倒的に移植版なのだが、どうしても我慢できなくてPS4版でやりたい!という人にDLCオススメするのが『伊邪那岐大神』だ。
バランスブレイカーと言われるペルソナ。使えばわかる、初心者で見てもわかる壊れ性能を持っている。強すぎるあまり本当にバランス崩壊して面白くなくなってしまう可能性があるので召喚する時は気をつけよう。

また上記に述べた追加チャレンジバトルでは、シリーズをプレイした人には嬉しいサプライズが待っている。

ある世界では破滅に抗った少年
ある世界では霧を払った少年

別世界で世界を救った2人と戦うことができる。
かなりの難易度のためペルソナ強化やステータス強化など事前準備をしっかりと行ないチャレンジバトルに挑もう!

余談

皆さんは『ペルソナスクランブル  ファントム ストライカーズ』(以後P5Sと称する)をご存知だろうか?

こちらはPS4及びSwitchに発売された無双アクションぽくなったP5の派生作品である。ややこしい話なのだが物語はオリジナル版P5の後日談として描かれている。
つまりP5Rとの互換性がないのだ。正確にはないわけではないがP5Rで追加されたキャラクターなどは一切登場しないためP5RをやってからこちらのP5Sも気になった。もしくは先にP5SをやってあとからP5Rを始める。という方はそれぞれの作品に出るキャラクター出ないキャラクターがいるので注意しよう。
筆者としてはゲームシステムが180℃変わったこちらのP5Sもオススメしたい。

P5Sには最初からいるラヴェンツァ。P5及びP5Rで彼女が何者なのかわかる。(ここのシーン可愛い)

おわりに

長くなったが如何だっただろうか?移植版の発表で手に取るユーザーが多くなるだろうと思い今回の記事を作成した。
正直筆者は1番最初に述べたようにオリジナル版P5はすぐにやめた。当時やってた仕事が忙しく全然遊ぶ時間がなかったからだ。
オリジナル版プレイを断念して5年経った今、DL版がセールだったため移植版より早く手に取り遊んだが、普通に面白くて同時期に買ったモン〇ン〇ンブレ〇クを投げ出し毎日仕事と同じ時間ぐらいプレイした。ここだけの話だがコープの攻略は見たし期末試験のカンニングもした。

プレイ時間が長く社会人には少々時間の確保が難しいのが問題だがやり込み要素も多く、またストーリーもこの記事だけでは伝わらない面白さがあるので是非とも遊んでみてほしい。

社会人になり、仕事に疲弊しきった方には久しぶりに学生気分を味わってもらいたい。ちょっとファンタジー要素は強いが。


そしてコレから遊ぼうと思ってる全ての方へ。


心の怪盗団はアナタのすぐ傍にいるかもしれない。
ひょっとしたらアナタ自身が怪盗団の一員なのかもしれない。

よい怪盗ライフを。

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