簿記3級を取ってみた。
企業の業績を、専門家の解説を聞くのではなく、自分で表を見ながら「なるほど」とか「え!」とか反応できるようになったらカッコいいな、という程度の動機で簿記を勉強してみることにした。
株を買おうにも、いろんな数字が、目には映るし、耳には届いてるけど、意味不明で、結局「なんとなく良さそう」とか「好きじゃない」とかで決めていたので。よくそれで、何年も資金を全部無くさなかったものです。。
確かに、勉強後は、決算発表の解説を聞くと、脳まで言葉が届くようになって、どの項目が、何から計算されているのかイメージが出来たので、「何となく景気がよさそう」とか、「苦戦してるみたい」程度には理解が深まった気がする。ほとんど変わってないけど。
それでも、決算の紙を見ても辛くて目をそらしていたのから比べたら、前進前進。。
勉強は、テキストや問題集や過去問や模擬試験が送られてくる学校?にネットで申し込んだ。自宅でネットの映像授業を受けるのだけど、これが優れモノで、無料のサイトで勉強しても全然分からなかった事が、すらすらと頭に入ってきたので、超おすすめ。(別に宣伝する気はないので、名前書かないけど。料金も9000円台で、落ちたら一年後まで使えて、質問も何回しても良い、という評判通りのコスパの良いスクールでした。映像も、テキスト以外に問題集の解説、模擬試験の解説まであって、全部見切れなかったです。)
一か月半くらいの勉強で合格できたので、すごく感謝してるけど、一番印象深いのは、映像授業の作り方。。
一発撮りで編集しないらしくて、途中で講師の先生が風邪をひいて、徐々に悪化して、ピークにはタオルを口に当てて咳き込みながら、「健康管理の重要性を実感しました。すいません」とか何度も謝りつつ、必死に授業を続ける姿が何回か続いた後、無事に回復していく様子が、そのまま使われていて面白かった。
その講師の先生は、初心者の勉強用に、取引が少なく金額も小さくして簡単になっている例題に、「一年に、たった一度の給料がやっと来たわけですね」「もっと得意先増やした方がいいんじゃないかと思いますね」「三か月たって、やっとこれだけ売り上げたんですね」「この金額で借りることができる事務所ってどんなのでしょうね」みたいな突っ込みも面白かったので、試験が無事終わってもう聞くことがないのが残念です。
2級に挑戦する気は、今は無いのですが、3級の知識を今後活用していこうと思います。とりあえず、電卓たたくのが早く正確になったのと、電卓のメモリー機能を少し覚えたことが収穫です。簿記検定代より、新調した電卓代の方が高かった。。いつか、元が取れるだろうか。
この記事が参加している募集
疲れる毎日を誰かの文章で癒されたい。そして、私も誰かを癒したいです。いつかできたらいいな。