大河ドラマ「光る君へ」感想 (17)
GWは曜日感覚がなくなってしまう〜ということで、気がつけば今日は日曜日!
大河ドラマ、ここからは不穏と不安しかないので粛々と見守りたいと思います。。
(先週分と今週分のトプ画は連休初日の4/27に行ってきた春日大社。藤が見頃で美しかった。また別で記事にまとめたい)
以下、前回感想。
⋆┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈⋆
*今作の主人公まひろ、つつましく暮らしるけど意外と頑丈(笑)
疫病からけろりと立ち直っていた!
道長は疫病はびこる悲田院の惨状を道隆に報告し、救済措置を進言。
自前で施設を作るとかいう話になって倫子は「私の財をお使いくださいませ」と。
(SNSで「嫁の財を使って元カノの夢を叶える男」と言われてて笑ってしまったw ほんまやでw)
そして倫子探偵、夫の浮気にかる〜くジャブ。
(この雅のミの字もないあけすけさが昼ドラ感の原因かな( ˊᵕˋ ;))
がしかし。今回はそれどころではなかった――
*かねてから水をガパガパ飲んでる異様な描写が見られたが、ここにきて一気に衰える道隆。
晴明にも「寿命が尽きる」と言われてしまう。
(晴明の“ひゅいっ“ていう祓いの仕草、良かったですね~陰陽師っぽいw)
さあ、そこからは地獄の執念関白さまオンステージ!
帝には「伊周を内覧に!」(簾中でございます!)
定子には「皇子を産め!」(まだ中高生くらいのカップルでございます!)
足取りもままならぬまま、必死の形相で訴える道隆(つら……(;-;))
でも弟の道兼には「我が子らを頼む」
と涙ながらに懇願(根本的には結局、家族思いのパパなんよね……ホロリ)
古今東西、こういう政権の転換点には人々の思惑が交錯する。
次は誰が覇権を握るかばかり議論して、病人のことなんて誰も心配しちゃあいない……
そんななかでも最愛の妻に看取られていった今作の道隆はしあわせだったのかも。
壮絶な最期を迎えた『光る君へ版・道隆』
従来の道隆像とは少し違ったイメージだったけど、そこはさすがは井浦新さん。鬼気迫る迫真の演技には思わず息をのみましたよね……(合掌)
しかし“おごれる者たち”のトップ・道隆の死。思い返せば「道隆の独裁が始まった」から、たったの2話 (T_T) たったの2話のおごれる日々って……短くない!?
一年で50話もある長丁場ドラマなのに中関白家の栄華の日々がたったの2話……配分こんなもんで合ってるのかしら……
(個人的な感情から率直にもっと見たかったという気持ちが強いだけかもしれないので、なんともいえないけど……うーん、わからん(^_^;))
もう少し華やかな日々を見せてくれても良かったなぁと思っちゃいますね。せっかく清少納言が出てるのだから、枕草子の積善寺供養の段とか、やってくれたらなぁ。道頼や隆円や原子や、中関白家オールスターのイベントなのに。
*いっぽうのまひろ。
うん、さわさんと仲直りできてよかったね!(雑)
(ここらへんの政治劇は紫式部的にはまだ蚊帳の外……ですがそろそろ、彼女にも婚期がおとずれる?!)
⋆┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈⋆
~ 今週の小ネタ ~
*儀同三司母……百人一首でおなじみの道隆の妻・高階貴子の呼称。
儀同三司というのは“太政大臣と左右大臣の三大臣に準ずる位“という意味で、伊周が自称していたそう(自称って伊周……涙)
道隆が口ずさんだ「わすれじの」歌は百人一首にも採られている彼女の作。
最期の時に嫁の百人一首採用歌を詠む親子。
私は百人一首大好きオタクですが、せっかくドラマに和歌が出てきても場に即してるかどうか、微妙なところなのが残念。
一番有名な歌集なのはもちろんそうだけど、無理くりぶっ込んでこられると「あー、はいはい」って、ちょっとさみしい気持ちになりますね。。
これは余談 ↓↓↓↓↓
*長徳……疫病対策として995年に改められた新元号。
貴族がたからは不評だったようで、史実的には公任が、「“長毒“に通じるし、縁起がよくない」とケチをつけていたそう。
さて次回。
み、道兼ーっ!!(中の人のツイートで泣き笑ってしまったw)
伊周も豹変か!?(みこうめハラスメントの中関白家、もうやめて~涙)
インスタの予告画像では源氏物語の夕顔巻さながら、扇に載せて何かを差し出しているような写真が見られましたが、はて。
そして隙あらばイチャつくソウルメイト!(平常運転だね!)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?