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指導の引き出し

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自身の職員時代、後進の育成時代、管理職時代などすべてにおける「指導」に関する自身の「引き出し」を1テーマずつ綴っていきます。
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問いを立てる力~対集団~

「質問力」のポイントは、どれだけ相手の目線に立てるか。 授業の場合に必要なのは”ファシリテーション力”・”心理的安全性” 研修や授業を行う際に、参加者が積極的に参加できているかどうかは大事なポイント。集団でその参加度を高めるためには、参加者一人一人が”ジブンゴト”化できるかを意識することが授業者・講師に求められます。 今後の社会では、誰もが”講師”・”先生”になることが当然になる時代です。 多くの大人の経験が、参考になりますし 子どもたちの視点が、時代を切り開いていくカギ

子どもたちが職員会議でプレゼンをします!~最終回~

プレゼンで一番伝わるのは”想い”を伝えたとき。 そしてひとつの壁を乗り越えた先に待っていたのは、 ”達成感”と”「もっともっと」という欲”。 前回の内容は、こちら↓ 実際に職員会議を行う際に、教職員側の聞くスタンス、立ち振る舞いの確認をしたうえで、いざ本番です。 伝える術を知り、より高い意欲喚起へ 職員会議が定刻通りに始まり、早速子どもたちの提案発表が始まります。 今回の企画提案、つまりプレゼンを行う場合に大事にしていたこと。 それは、 子どもたちには、大人に負け

子どもたちが職員会議でプレゼンをする時…の教職員側の準備

どのタイミングを見られても、見せられる自分でいれるか。 100点満点ではないプレゼンを受けても、見る側は、そのプロセスを見て、 いかに、次につながるフィードバックをするか。それが指導者の観点。 さて前回は、こちら↓の話をしました。 いよいよ、 を目的としたイベントを、子どもたち主体で企画書を作り上げ、そして「職員会議」にて、プレゼンをするに至るまでの軌跡についてです。 職員に必要なスキル、聞く側に求められる姿勢 その日は午後15:00から会議を開始。 会議を行う場合

子どもたちが職員会議で企画提案をする日~目線のずれ~

誰かに何かを「伝える」ことはできる。でも「伝わる」のは難しい。 そこには相手の納得や、感動を引き起こすことが必要になるから。 まずは”目線を合わせて”想いに寄り添うことからスタートを。 以前は、こちら↓の話をしました。 こちらの内容を受けて、一部の方から直接、生徒指導についての話をしてほしいというご依頼もいただきました。ありがとうございます! 他にも「指導の引き出し」として、過去の記事も参照ください。 前回の内容の話の続きです。 を目的としたイベントを、子どもたち主

子どもたちが職員会議で企画提案をするまで~目的思考の練習~

”任せる”は、不安との闘い。その不安は、未知がゆえの不安。 大丈夫、環境と方向性の修正さえできれば、失敗はない。 人の成長は、人の想像を超えるから。 さて、今回より題名を少しアレンジしました。 「指導の引き出し」よりも、もう少しわかりやすく。 そもそも「マガジン」化しているので、ならば…です。 以前の内容もぜひご覧ください。少しでも参考になればです。 とある通信制高校の学習センター長だったときの話。 高校3年生は、人によっては既に進路決定をしている12月ごろから今回の話

指導の引き出し⑦〜質問力〜

会話が上手い人は、話し上手ではなく、聞き上手である。 正しく聞くことが出来れば、自分の主張を通すことが可能になる。 さて第7回は「質問力」と名付けました。 ”指導”と”営業”は共通する部分が多く、そのメソッドを活用することは非常に有効です。 どこが共通するの? それは、”根幹の想い”です。 「人の役に立ちたい」 この想いがあるかどうかです。 教育という業界に長くいると、その忙しさについつい忘れがちになってしまうことです。その世界に入ろうと決意した当初、おそらくこの想い