日立金属、80年代から不正だそうです

『日立金属、不正80年代から 1700社納入、経営陣隠蔽:時事ドットコム』

より

日立金属は28日、品質不正問題に関する調査報告書を公表した。遅くとも1980年代から不正が行われ、対象製品の納入先は1747社に上ることが判明した。現時点では性能上の不具合や安全上の問題は確認されていないという。経営陣が不正を黙認、隠蔽(いんぺい)するなど、全社的な法令順守意識の欠如も明らかになった。
自動車部品などの特殊鋼や磁石のほか、電線といった幅広い製品で検査結果の書き換えをはじめとする不正が行われた。問題があったのは全生産拠点の半分超となる35カ所で、売上高は2019年度の1割強を占めるという。
歴代の経営陣では、平木明敏元社長は現場の担当者時代に自ら不正を実施。佐藤光司前社長は黙認を続けた上、対外公表の際にも航空機関連向け製品での不正を隠すように指示していた。

これすごいですね。

「Passive-aggressive Organizations(パッシブ アグレッシブ オーガナイゼイションズ 受動攻撃性組織)」を思い起こさせます。

保守的で、融通がきかず、そのため予期せぬ危機に弱く、社内は出る杭が打たれる空気で、企業としての社会的成功よりも企業内人間関係に波が立たない道を選択する傾向がある、問題を抱えた組織。


アメリカ人の言う「Passive Aggressive(受動攻撃)」とタイプ6について
日本型組織の長所と短所(『三菱自動車・益子CEO、「燃費不正事件」を語る』を読んで)


ところで、前例踏襲で、事なかれ主義で、火中の栗を拾わないタイプ6日本の企業において、
なぜ、今頃になって、このことを発表しようとしたのでしょうか?

西山光秋会長兼社長も昔から知っていたのでは?

外部からの圧力があったように想像してしまうのですが、
これがもし内部からの動きであれば、日立金属、まだ望みがあります。

はてな のコメントには
「そういや日立金属は売却するつもりだったんだっけ。外資に買われた後発覚して詰められるより、今のうちに白状しておく、ということかしら?」
というのがあって、なんだか、それっぽい理由に思えてしまうという。。。
どうなんだ!日立金属!!

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