岸田外交に関して批判的ツイートがあったので

私も同感です。日本の政治報道も、自国の首相が米大統領と「一緒にゴルフをした」だの「下の名前で呼び合った」だの、個人的な親密さが「外交的成果」であるかのように演出していますが、実際の交渉では相手国の言い分を呑まされ続けているという「外交的敗北」は報じない。
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(続き)外交とは双方の国の代表が自国民のために利益調整を行う真剣勝負の交渉の場。個人的に親しいかどうかなんて関係ない。実際、日本以外のG7各国で「アメリカ大統領との親密さ」を自国政府トップの評価基準にしている国なんて見当たらない。訪米でいちいち「手土産」なんて持って行く人はいない。
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(続き)大日本帝国の敗戦を機に、自分が従う絶対的権威が天皇からアメリカに変わった。親米イコール民主主義国ではなく「米国従属を新たな国体とする権威主義国」になった。本質的な国の構造も国民多数派の意識も、結局変わらなかった。国民の多くは、首相が米大統領と仲良くしているだけで安心する。

日本の国民性、エニアグラムのタイプ6は依存的ですからね。

エニアグラムのタイプ6は、『忠実な人(ドン・リチャード・リソ)』『疑念者(ヘレン・パーマー)』『慎重な人(レニー・バロン&エリザベス・ウエイゲル)』とも言われる性格タイプ。

依存しきって忠実になってしまうんですよね。


蛇足
ただし、タイプ6の人を見ていると、依存しているようでいて、その実、疑っているというか、相手が依存に価しないと思うと、バカにし出すというか、そのあたりはビミョウな心理があるようです。

さらに蛇足
「手土産」で思いだした話。

晝馬輝夫ひるま てるお氏の著書より

 議論を例にとっても西欧的な発想というのは、テーゼかアンチテーゼのぶつかりあいということで成り立っています。日本政府とアメリカ政府の交渉事を見ると、アメリカは、最初はともかく「日本はけしからん」と無謀な主張をしてきます。
 すると日本政府は大慌てで、「向こうはカンカンに怒っているから、すこしは譲歩するか」と、手土産を持って行く。アメリカ側にすれば当然、「ほら見ろ、日本人というのは言えば引っ込むじゃないか」となる。
 アメリカ人同士でこれをやれば、おたがいに「てやんでえ、バカやろう」とひどいことを言い合い最終的には、よりひどいことを言ったほうが勝ちとなるのが普通です。しかし、日本人というのはそういう性質ではありません。


追記のようなもの

タイプ6というものは、関係性に生きている性格です。
別の言い方をすれば、外向きでもなく、内向きでもなく、横向きで生きている性格です。他人軸と言ってもいいです。
それで、タイプ6は思考センターの人なので、思考でもって関係性に生きています。
できればポジティブな関係性を構築したいのですが、これがかなわないと、ポジティブな関係性の夢を見ようとし始めます。「大丈夫」を求め始めます。
そしてネガティブな考えを避け始めます。実は、これはかなり危険な状態です。正常な判断はここでは麻痺し始めています。

今の日本はネガティブな考えを避けているので、ここに出したようなツイートの考え方は、タイプ6な日本人は見たくないものです。
そんな状態なので、こういった混沌をもたらす考えをする人はタイプ6集団から嫌われます。

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