意で動くとは(いくつかの行動サンプル)

エニアグラムで言うところの意の感じを上手く伝えられているのか心許ないので、今回は、いくつか実際の行動サンプルを書いてみます。


その1.
タクシーで、「○○までお願いします」と乗り込んだAさんの話です。
見た目は、穏やかな印象。慕う人も多いかたです。
それで、目的地に近づいたときに、運転手の人がおどおどと、こう言いました。
「え、あの~、これ、次を右でいいんですかねえ」
Aさんは、一言、こう言いました。
「知りません」
大きな言葉では、ありませんでしたが、キッパリと言い切りました。

その2.
東京は三鷹で一人暮らしを始めようとしているBさん。
不動産屋をいくつか回ろうと、Bさん、早速不動産屋さんに入っていきます。
軽い世間話から始まって、担当になったかたが、「今回は、いくらぐらいの物件をお探しなんでしょうか?」と尋ねたときに、
Bさんは、一言、こう答えました。
「四万円」
Bさん、言い切ったそうです。そういう会話は意の人らしいです。
ちなみに、担当のかたは思わずのけぞったとか。
(三鷹の一般的な相場だと、たぶん、7~8万だと思います)

その3.
昔、「工場での青酸カリの取り扱いがズサンだ」と言う話が新聞で取り上げられてたことがあったそうです。
そして、それが話題になっていたときに、取材を受けた工場の工員が、腹を立てて、青酸カリをガッツリつかんで、それを記者の目の前に突き出して、こう言い放ったのだそうです。
「これのどこが危ないっていうんだ!」

意の人は、危険性(知、起こるかもしれないという考え)よりも、まず現実という事実を見る傾向があります。
この話の場合は、悪用される可能性(知、起こるかもしれないという考え)は、あまり考えられていません。
また、
ウィキペディアで調べてみると、
「長期又は反復曝露による甲状腺、腎臓、肝臓、脾臓、中枢神経系の障害のおそれがある」
と書かれていましたが、これも可能性(知)なので、意の人の場合は、後回しになりがちになります。

他にも、サンプルがあるのですが、文章化するのが大変なので、今回は、この3つで終わらせます。

意の人は、総じて、相手の情(想い)を推し量るとか、知(可能性)を想像するとか、そういったことが後回しになります。

今回は、「意で動く」人のサンプルを書いてみました。

※ 知情意という言葉を使った場合、「知情意のエニアグラム」でまとめていきます。

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