『地方紙が見せた調査報道の矜持、記者が語る静岡新聞「サクラエビ異変」の裏側』
を読みながらの感想です。
一つ目は国策民営会社のダムに関する話
日本は誰も当事者になろうとしないのですよね。
福島の原発処理も含めて悪い意味で「時間が解決してくれる」のを待っているとしか思えません。
日本はエニアグラムのタイプ6の国で、タイプ6は通常、依存的であり、そのため内発的に動いたり当事者になることが苦手です。
タイプ6は未知や混沌も苦手とするので、あえて火中の栗を拾うようなことはしないわけです。
二つ目は産業廃棄物に関する話
日本は「弱い者には強く、強い者には弱い」ですから。
未知や混沌を避けるのは、上から下まで同じです。
山梨県が汚染物質を流し続けた業者に対して行政指導のみで刑事告発をしなかったのも、未知や混沌を避け、当事者になるのから逃げたという見方もできます。
最近
『「通信の秘密の保護」に制限検討 サイバー攻撃への対処、政府が強化』
というニュースがあって、
「国内では政府による市民の監視にもつながりかねない」
というのがありましたけど、
「弱い者には強い」の強化だけに進むと見ています(あとはアメリカに言われるまま動くとか)。
※ 『宇宙からの緑のレーザーに、たぶん日本政府は対応できない 』
今回の話のようなとき、場合によってはどちらが対応しやすいか比べて、
静岡新聞のほうの動向を探り、圧力をかけるほうに動いたりするわけです。
法による正義や、かくあるべき正しさよりは、自分の身の安心・安全を守る方向にこういったものも使われるでしょう。
それは、
『なぜか「ほぼ黒塗り」で開示 葛西臨海水族園建て替え計画 落札額431億円 小池百合子知事が語った理由』
のようになっていくわけです。
人でも集団でも楽な方に楽な方に向かっていくものです。
次は不正取水の話。
結局、大きな悪には対応できないのが今の日本となるようです。
『広末と不倫騒動の鳥羽周作氏 NHK「きょうの料理」が鳥羽さんレシピ全削除 公式HPから多数料理消える/デイリースポーツ』
という記事にたいする はてな のコメントに
「ジャニーズなど強い勢力におもねるが弱いやつには遠慮しないNHK」
「ジャニーズよりも強い制裁受けてるの笑う」
「ジャニーズの方をこのくらいの勢いでお願いしたい。タレントに罪はないが事務所を放置するのはダメだとおもう」
とあって、
この強弱を決めるのは、『自分達への影響度』となるようです。
それは我々だってそういうところはあります。↓
『抜けや漏れを指摘すると自分の仕事が増えるため、気づかなかったことにして有耶無耶にする過程が既視感しかない』
影響度が大きくなると、めんどくさいものを避けて有耶無耶にしたくなるのは、皆同じです。
次は桜えび漁についての問題。
日本では、自分の安心・安全・安定を守る方向に行きがちです。また自分が安心・安全・安定であれば、かなり余裕がないと他に興味を持とうしません。
そのような中で希望も書かれていました。
先に
「佐藤栄佐久知事(当時)が、収賄容疑で逮捕」
がよく分からなかったので、
「佐藤栄佐久」で検索して見つかったものを貼っておきます。
『収賄額0円の収賄罪…“抹殺”された福島県元知事が“現在”を語る』
それで元の話に戻りますが、
エニアグラムのタイプにはそれぞれレベルがあるとリソ&ハドソンは言っています。
そして健全なタイプ6の記述にはこうあります。
静岡新聞の動きは、これに準じたものだと感じました。
タイプ6な日本の中で、
健全なタイプ6な動きをする人達がいることに希望を感じられました。