自分のセンター以外の感覚を意識できる人は上級者です(意の人の場合)

ある雨の日のワークショップでの話です。

意の講師の人が、
「今日はタイプ○(情)の人が、まだ来ていませんが、大丈夫かなあと心配しています」
と発言しました。

私は内心、驚き、称賛していました。

意の人は何かあったら、まず意で反応します。
こういうときに、普通の意の人であれば、
「あの人は遅れた!」
となります。
事実に先ず反応するのです。
それが、意の人の持つ「強さ」でもあります。
余計なことは意識せず、事実のみに反応するのが意の人です。

それで、時間が経って落ち着いてから、
「雨が降っていて、気分まで落ち込んでいるのかな?」
「電車が遅れているのかな?」「道に迷っているのかな?」
などの、情や知の反応が出てきます。

そんな意の人が、事実の向こうを見て相手を思いやるなんて、
簡単にできることではありません。

こういう、自分のセンター以外の感覚を意識できる人は上級者です。

※ 知情意という言葉を使った場合、「知情意のエニアグラム」でまとめていきます。

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