大型クルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号問題 岩田健太郎医師で思ったこと

大型クルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号の感染対策を岩田健太郎医師が批判したことで騒ぎが起きています。発端となったユーチューブの動画を岩田医師が削除されたそうなので、一応収束したようですが、
今回はこの騒ぎの感想を述べます。

日本はエニアグラムのタイプ6の国で、未知や混沌が大嫌いです。
それで、コロナウイルスという混沌になんとか対応しているところに、
専門家を名乗る人がやってきて、「なっていない」と発言して混沌を巻き起こして、それで今回は嫌がられているのだと見ています。

ダイヤモンド・プリンセス号の乗客は昨日(2020/02/19)より下船を始めていて、行動に制限は無いそうなので、今後、この対応が正しかったかは分かってくると思います。
ちなみに、アメリカでは帰国した人に対し14日間隔離を行っています。


で、ですね。今回のように、そうやって、未知や混沌を起こす人物を批判したり、嫌ったり、追い出したりしているから、日本人の自己家畜化が進むのだと思うのです。タイプ6・従順型の強化というか・・・。
戦闘民族サイヤ人ならぬ非戦闘民族日本人を自ら作りだしているのです。
まあ、日本国内においての安心・安全・安定のためならそれでもいいのかも知れませんが、そのような人畜無害な人たちは本当の混沌に対応できるはずもなく、また、世界と渡り合えるはずもないのです。
現にタイプ6の安倍総理だって、トランプさんにもプーチンさんにも何にも言えていないじゃないですか。
仲良くすることしかできない。

浜松ホトニクスの晝馬輝夫(ひるま・てるお)さんは、その著書の中で、以下のような指摘をしています。

日本政府とアメリカ政府の交渉を見ると、アメリカは、最初はともかく「日本はけしからん」と、無謀な主張をしてきます。
すると日本政府は大慌てで、「向こうはカンカンに怒っているから、すこしは譲歩するか」と、手土産を持っていく。アメリカ側にすれば当然、「ほら見ろ、日本人というのは言えば引っ込むじゃないか」となる。
アメリカ人同士でこれをやれば、お互いに「てやんでえバカやろう」とひどいことを言い合い、最終的には、よりひどいことを言ったほうが勝ちとなるのが普通です。しかし、日本人というのはそういう性質ではありません。

「日本人というのはそういう性質ではありません」というのもそうですけど、
そういう性質の人を排除していってそうなった、今も排除しているという面もあるのです。

また、岩田医師に関しては、
Aprildiamond(坂山)さんが以下のようなツイートをしています。

「なんでぼくが岩田氏の擁護しないといけないのかなあ(過去に複数回大喧嘩している): 彼は感染症の知識は超一流です、そこは医師の中ではほぼコンセンサスあると思います ですが、その知識に比して致命的にコミュニケーション能力がないのに、あると錯覚しているだけなんです…」

https://twitter.com/Poker_April/status/1230014090782752768

この発言に対し、ネットの感想で、「それでも知識は認められているんだ」という意味のものがあったのが印象的でした。
それと、
「ひょっとして二人は強敵 (とも) ですか?」という質問に対し
Aprildiamond(坂山)さんは「強敵(とも)はぼくをブロックしません」と答えていて、このやりとりが個人的には好きです。
おっと、話がそれ始めている。話を戻します。

先ほどのツイートでは、「致命的にコミュニケーション能力がない」と書かれていますが、これは日本の中においてだけなのか?世界に対してもか?が気になるところです。

なぜって、私はもしも日本人の中に、スティーブ・ジョブズがいたとしても実力を発揮できないと見ているからです。
混沌が嫌いな日本人は、癖のある人物を使いこなすことが下手です(私も苦手)。

それで、混沌に対する選択肢をさらに狭めているのが現状です。

そういった現状の日本には丸山茂雄さんのような人材が必要だと見ています。

より

丸山:もうみんな知っているだろうけど、久夛良木は気性が激しくて特異なキャラクターだし、当時から嫌っている人は少なくなかった。だから「あの久夛良木とちゃんとタッグを組めるやつは誰だ」という観点で人材を探すと、「あっ、丸山がいた」ということになった。そんな関係だよ。

 大賀さんにはさ、「久夛良木と組むのはマライア・キャリー(1999年のアルバム『Rainbow』まで米ソニー・ミュージックエンタテインメントに所属)みたいな、わがままなアーティストをマネジメントするようなもんですよ」と冗談交じりに言った記憶があるな。

 性格が変わっていて気性が激しくても音楽の才能がある人を、「ああでもない、こうでもない」と説得しながらビジネスにしていくのが音楽業界で育ってきた俺らの仕事だったから。俺のその言葉を聞いて、大賀さんは大笑いしていたな。


ではこうも言っています。

丸山氏:
 (略)あんな生意気で、みんなを逆上させる人間もいないから、大変だったね。そもそも久夛良木は「誤解されやすい」んじゃないの。みんな「正しく理解」して、怒ってるだけなんだ。

海外ではどうか知りませんが、少なくとも日本では、間にクッションとなる人物が必要みたいです。

※ 久夛良木 健(くたらぎ けん、1950年(昭和25年)8月2日 - )PlayStationの生みの親。(ウィキペディアより)
※ 大賀 典雄(おおが のりお、1930年1月29日 - 2011年4月23日)日本の実業家、声楽家(バリトン歌手)。勲等は勲一等。
1959年9月に盛田昭夫・井深大に誘われソニーに入社する。入社1年目にして、第二製造部の部長に抜擢された。
広告部長とデザイン室長を兼務し、現在のソニーブランドの礎を築いた。『SONY』ロゴのデザインを手がけた。
1964年に34歳にして取締役に就任。
ソニー・コンピュータエンタテインメント(PlayStationの開発・販売をしたところ。現ソニー・インタラクティブエンタテインメント)の新設など、新たな事業にも積極的に取り組んだ。 (ウィキペディアより)

最後に、
大型クルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号
に関する問題を紹介して終わります。

大型クルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号では、感染対策ができていないという問題です。。そのような状態に置かれていたのに、(自国民の乗客を退避させ、その後も14日間の隔離を続ける米国とは異なり)2月19日、乗客が下船を始め、下船後に公共交通機関などを利用することが許されている。
・・・という話です。
ちなみに、米国が14日間の隔離を行うのは、検査で陰性であったとしても、100パーセント安全ではないからのようです。感度が50%なので偽陰性が出るという話がネットにはありました(真偽は不明)。

以下、さきほどの話を含めていくつかの記事をかいつまんで、引用してここに残しておきます(後から記事を探すのは大変なので記録しておきます)。

『【書き起こし】岩田健太郎さんのYouTube動画「ダイヤモンド・プリンセスはCOVID-19製造機。なぜ船に入って一日で追い出されたのか。」の書き起こし 』

https://anond.hatelabo.jp/20200219050922

岩田健太郎です。神戸大学病院感染症内科で教授をしておりますが、今からお話しする内容は神戸大学ないし所属する機関と一切関係なく、私個人の見解です。あらかじめ申し上げておきます。
 (略)
レッドゾーンとグリーンゾーンと言うのですが、ウイルスが全くない安全なゾーンと、ウイルスがいるかもしれない危ないゾーンというのをきちっと分けて、そしてレッドゾーンでは完全にPPEという防護服をつけ、グリーンゾーンでは何もしなくていいと。こういう風にきちっと区別することによって、ウイルスから身を守るっていうのは我々の世界の鉄則なんです。

ところがダイヤモンドプリンセスの中はですね、グリーンもレッドもぐちゃぐちゃになっていて、どこが危なくて、どこが危なくないのか全く区別がつかない。
 (略)
どんなにPPE(防護服)とかですね、手袋とかあってもですね、安全と安全じゃないところというのをちゃんと区別できていないと、そんなもの何の役にも立たないんですね。レッドゾーンでだけPPEをきちっとつけて、それを安全に脱ぐということを順守して初めて、自らの安全を守れる。自らの安全が保障できない時、他の人の安全なんか守れない。
 (略)
やっているのは厚労省の官僚たちで、私も厚労省のトップの方に相談しました、話をしましたけど、ものすごく嫌な顔をされました。聞く耳持つ気ないと。「何でお前こんなとこにいるんだ」「何でお前がそんなこと言うんだ」みたいな感じで、知らん顔するということです。非常に冷たい態度をとられました。

DMATの方にも「そのようなことで夕方のカンファレンスで何か提言申し上げてもよろしいですか」と聞いて、「いいですよ」という話をしていたのですが、突如として夕方5時ぐらいに電話がかかってきて、「お前は出ていきなさい」と。「検疫の許可は与えない」と。
 (以下略)

高山義浩氏のFacebookを読むと、
2時間弱で追い出されたそうです。

以下のリンクから当事者の視点からの話が読めます。
文章量が多い、かつ、どれも重要そうなので、引用はしません。直接リンク先で読んでください。

https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=2703278763058947&id=100001305489071

ちなみに、米国人医師の意見もネットには出ています。
『クルーズ船内隔離は失敗、乗客の米国人医師語る - WSJ
ダイヤモンド・プリンセス号、「感染させるために培養用シャーレに入れたようなもの」』
https://jp.wsj.com/articles/SB12291155354026644516304586211600525154990

そういった中で、こんな話も出てきています。
船内クルーと思われる人のつぶやきをまとめているのがこちら
『『ダイヤモンドプリンセス乗船中日本人クルー』を名乗る「おにぎり」さんという方のツイートがある(2月17日から始めて17ツイート) - INVISIBLE D. ーQUIET & COLORFUL PLACE-』
https://m-dojo.hatenadiary.com/entry/2020/02/19/044636

その一部を引用

DMATに通訳をして欲しいと頼まれてお医者さんのところへ。
👨🏻‍⚕️急いでいるのでそのまま来てくださいー。
ヘアキャップにゴーグル、マスク、スーツ、ゴム手袋をした人と乗客キャビンへ。
👤何したらいいんですか?
と聞くと、
👨🏻‍⚕️陽性の方ですぐに下船しないとなので説明の通訳お願いします。

👤私は何もつけてませんけど。
👨🏻‍⚕️あ、1メートル離れてれば平気なのでー
👤大丈夫ならその着てるやつ全部下さい
👨🏻‍⚕️医者固まる。。。あ、えー、、っと、、

感染者の部屋に無防備で通訳、クルーの人権は無視です。この人の顔忘れません。

こんな情報も

https://twitter.com/ga9_h/status/1230317966144630785
上は削除されたようです。

下が、削除に関する記事。削除された画像も併せて表示されています。

それに対する反応

みんなのリプが秀逸..

「中がつながってるゴミ箱式」
「男湯・女湯、中は混浴」
「○×クイズの飛び込むヤツ」

などなど。

そのような中で、

『クルーズ船客、陰性なら自由に 隔離継続の他国と温度差:朝日新聞デジタル』

https://www.asahi.com/articles/ASN2L77HWN2LULBJ011.html


 新型コロナウイルスの集団感染が起きている大型クルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号から19日、乗客が下船を始める。検査で感染が確認されなかった人について、厚生労働省は日常生活に戻って問題がないとする。自国民の乗客を退避させ、その後も14日間の隔離を続ける米国などとは対応が大きく異なる。
 (略)
5日以降はチャーター機の帰国者が過ごした施設と同様の感染防止策が船内でとられており、感染は広がっていないと判断した。このため、潜伏期間を過ぎて検査で陰性だった人は下船させることにした。また、下船後に公共交通機関などを利用しても問題ないという。

 だが、船内からは毎日のように…(ここから有料)
 
https://twitter.com/ga9_h/status/1229946164620869632

そして、現場責任者
はしもとがく(橋本岳)氏のツイート

現在、ダイヤモンド・プリンセス号では検疫終了者の下船に向けた準備が進んでいます。荷物は先にターミナルに降りており、対象者は10:30以降順次下船の運びとなります。明日、明後日も順次下船いただけるよう、クルーや自衛隊はじめ多くの皆さまにご協力をいただきながら、オペレーションを進めます。

なお昨日、私の預かり知らぬところで、ある医師が検疫中の船内に立ち入られるという事案がありました。事後に拝見したご本人の動画によると、ご本人の希望によりあちこち頼ったあげくに厚生労働省の者が適当な理由をつけて許したとの由ですが、現場責任者としての私は承知しておりませんでした。

お見掛けした際に私からご挨拶をし、ご用向きを伺ったものの明確なご返事がなく、よって丁寧に船舶からご退去をいただきました。多少表情は冷たかったかもしれません。専門家ともあろう方が、そのようなルートで検疫中の船舶に侵入されるというのは、正直驚きを禁じ得ません。

ただの感染症蔓延地域ではないのです。本件は厚生労働省本省に伝え、なぜこのような事案が発生したか確認を求めています。

現在厚生労働省は、閉鎖船内における新しいウイルスによる感染症の発生という事態の中で、多くの専門家のお力を船舶内外からいただき、臨船検疫を行っています。ただ実際に職員の感染が判明してしまった状況の中で、完全なコントロールができていると申し上げることはできません。

限られた空間、限られた人員資源の中で、しかし今なお臨船検疫中の乗客や乗員の方々、あるいは多数の地域や医療機関や組織のご協力により、改善を重ねながら一人でも多くの方の感染を防ぎ、また感染や発症した方を病院に搬送する業務を続けています。

ご協力いただける多くの方に感謝の気持ちを持ちつつ、厚生労働省としては、引き続き全力を尽くします。

https://twitter.com/ga9_h/status/1229946490124025856

現時点最新のニュース

 厚生労働省は20日、クルーズ船で事務作業をしていた厚生労働省と内閣官房の職員それぞれ1人の感染を確認したと発表した。2人は入院している。

https://news.yahoo.co.jp/pickup/6351746

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