武士もタイプ6

 前回の文章にスキをつけていただいて、どんな人なのだろうかと、藤原ユウマさんのページを見に行ったのですが、
そこで、『今の日本には刀を持たない侍が多過ぎる。武士精神に溢れる仕事人の問題点とは!?』という文章を見つけてしまい、これを使って武士の性格タイプが説明できそうだと、今、この文章を書いています。

 今回は日本の武士の性格タイプです。

以前、『農耕民族なタイプ6の性格が日本の高度成長期を支えました(そして、今は・・・)』という文章で、書いた通り、農耕民族の日本人はタイプ6とは書いていたのですが、武士のことは書いていませんでした。
 今回は、武士のことを書いてみます。

 藤原ユウマさんのページからの引用です。
 『今の日本には刀を持たない侍が多過ぎる。武士精神に溢れる仕事人の問題点とは!? 』にあるリンク先からの引用です。

このように会社に滅私奉公して身も心も削っているサラリーマンは、もはや現代の武士ではないか。
武士は忠義を尽くすことに重きが置かれ、それは言い換えれば自身の判断や人生を主に委ねることでもある。

 判断を嫌うのは、タイプ6的と言えます。また、タイプ6は何らかの集団に属し、その集団の維持に励みます。
 今週号の週刊少年ジャンプ(No.4・5)の銀魂で、危機に駆けつけ「若の望みとあらば 花嫁探しであろうと 合コンのセッティングであろうと 世界であろうと救う それが我等柳生四天王です」という台詞は、ギャグを入れながらも、主君のために忠義を尽くし命をかける武士の姿が描かれています。これが漫画で描かれているということは、この「主に対する滅私奉公」が今でも通用する価値観だからだと見ることができます。

 ただし、タイプ6はどちらかというと、個人より集団を重要視します。
 集団の統率者としての主君であるから命をかけるのであって、その主君が集団の統率者で無くなれば、必ずしも命をかける対象になるかは分からなくなってきます。

 例えば、
 主君が妻帯を嫌がった場合、主君を取るか、お家(おいえ)を取るか、という話です。跡継ぎがいなければ、お家断絶です。こうなると自分達の生活が激変します。不安になります(タイプ6は不安がる性格タイプです)。多分、お家を取るでしょう。
 さらに言えば、忠臣蔵。主君を取るか、お家(おいえ)を取るか・・・。始めのうちは、浅野内匠頭の弟がいたので浅野家再興の可能性があったそうです。そのときは、筆頭家老である大石内蔵助は、強硬派を抑える役回りをしたそうです。基本的にタイプ6は集団の維持を優先させます。浅野家再興の可能性がある間、強硬派を抑えられたのも、タイプ6的価値観の共有があったからだと見ることができます。

 というわけで、武士はタイプ6的ということで説明がつきそうです。

 (明るく終われないで恐縮ですが、タイプ6は暗い話を嫌がるし・・)一方、先ほどのページでは、

サムライの魂を宿した現代の武士は、仕事においても武士の心得を忠実に守る。「武士に二言はない」や「武士は食わねど高楊枝」などのことわざにもあるが、基本的に質素で忍耐をすべきという仕事観だ。このように私たちの先祖代々から未だに根強く受け継がれる価値観によって、働く現代人が自らの首を絞める事態になっているのではないだろうか。もちろん悪質な労働環境の企業を糾弾したり、法制度をもっと整備していくことは重要なことであるが、一方で働く個々人も生き方や働き方を選ぶ必要がある。自分の人生の主権は自分にあることを、個人が自覚して働き方を選ぶ。こんな簡単なことが進まないのは、制度ではなく深く染み付く価値観に理由があるからではないだろうか。

 と書かれています。
 「こんな簡単なこと」と書かれていますが、それはタイプ6のハードルなので、簡単では無いのです。
 これは、性格タイプの負の面ですね。

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