サントリー「桜を見る会」酒類無償提供から

サントリーが、「桜を見る会」において安倍晋三(当時)首相側に酒類を無償提供し、
さらにその目的が、当時進められていた「第3のビール」への増税を回避する為であったとする話。

はてな のコメントではこんなものも…

批判されるようなことをして、それを野党に批判されたとしても、国民は「野党は批判ばかり」と擁護してくれるようになった。無敵モードの与党は楽しくてしょうがないのでは。

同感ですが、同時にタイプ6文化にいれば、誰にも内包されている性格ではあるのですよね。
表出の仕方が違うというだけで、我々はタイプ6文化の中にいます。

日本は、エニアグラムのタイプ6の国民性です。

ネットで、タイプ6の説明を調べるとこう出て来ます。

律儀・安全志向・社交的でフレンドリー・ひとりでは挑戦できない・自分に自信がない・重要な決断をしたくない・長いものに巻かれるタイプ・自分を守るために、時間とエネルギーを費やす

まあ、そういう文化なのです。


「重要な決断をしたくない」
これは、重症になっています。

2021年の夏、東京オリンピックが近づく時点で、日本の新型コロナ感染者数は伸びていました。
でも、止めませんでした。

オリンピックみて分かったろ。腹を括ってるから実行できるのではない。括ってないから中止できないんだ。
政府は「五輪をやりたい」んじゃなくて「中止という決断をしたくない」だけ、というのは慧眼で、もし心の底から一致して五輪をやりたいのなら、五輪前の適当な時期(たぶんGW)に全国に強力なロックダウンをかけてゼロコロナを実現していたはず。そのための法整備を進めていたはず。


「重要な決断をしたくない」
タイプ6文化、日本。

これは実は国民も同じで、

オリンピック直前の7月の東京都議会選挙では、民意として明確な反対は示されませんでした。

ひとつひとつ質問すれば、それなりに正しい答えが返ってくるのです。
これはオリンピック開催前のアンケートもそうで、「桜を見る会」やモリカケなどもそうです。
政党支持率調査のおりの、個別の質問でもそうです。
ひとつひとつ質問すれば、それなりに正しい答えが返ってきます。

でも・・・、
「重要な決断をしたくない」
タイプ6文化、日本。
なのです。
それで現状が持続します。


「PTA、問題あるよね」
「そうだね」
「なら、問題提起するから賛成してよ」
「それはちょっと・・・」

「重要な決断をしたくない」
タイプ6文化、日本。
なのです。


リソ&ハドソンは、エニアグラムにレベルという考え方を持ち込みました。
そのリソ&ハドソンは、タイプ6のレベルの高いときをこう述べています。

健全なタイプ6は、自分のまわりで何か不適切なことが起きていることを感じ取ったり、自分が関与している組織の中で他者が力を悪用していることを察知したりすれば、怖れずに疑問を提起する。(略)しかし、これから見ていくように、通常のタイプ6はこういった状況になると怖じ気づき、(以下略)

ですから、良くなる可能性が残ってはいるのです。

タイプ6は依存体質です。
「あいつが悪い」「誰かがしてくれる」「誰かに期待する」・・・これらも大きく言えば、依存の表れ方の一つです。

この依存体質を脱し、自分が当事者になるとき、タイプ6日本は良い方向に向かうでしょう。

健全なタイプ6になることは大変難しいことなのですが、
“希望”だけは残されています。

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