サマータイムと、「だが支持する!」

表題は、漫画『ジョジョの奇妙な冒険』の「だが断る」をもじって書いています。

今の政権に言いたいことはあるも、「だが、支持する!」
NHK調査では51パーセントの賛成者がいる中で、自身はIT関係者で、サマータイムに反対で、「嫌だ嫌だ」と言っていても、法案が通れば従うしかなくて、反対なら政権を支持しないほうが手っ取り早い意思表明なんだ け・ど・も 、
「だが、支持する!」

サマータイムで国を説得できれば、それにこしたことはないと思っています。
そういった、「政権は支持する、だがサマータイムは断る」な前例、厚切りジェイソンさんが言うような、「上からの指示でもおかしいものは断る」な前例がこの国でできたほうが良いと思っています。
こういう説得はまた、「支持≠白紙委任」のひとつの前例にもなるので、そういう意味でも、上手く行くことを願っています。

ただ、政権に力を与える「支持をする」態度を取るのであれば、結果も受け入れる必要があります。当たり前のことですが、IT系の支持者の方々は、誰に文句を言うでも無く、自分が支持した結果なので、法案が通ったあかつきには、積極的に仕事をしてもらいたいと思っています。

日本人はエニアグラムのタイプ6の国民性で、
タイプ6は通常レベルにおいて、依存体質です。
依存体質な日本人は、逆に依存されるのを嫌がります。
だから、「任せましたよ」と政権に言うことはあっても、「任せてください」は言いたくはありません。言いません。なぜって依存体質だからです。
そのような支持者の方々が、サマータイム法が通ったときに、どういう愚痴をいうのか想像してしまいます。たぶん、政権支持者であっても、「任せてください」などと言うことは無いでしょう。タイプ6的な人ならなおのこと。

「だが」「支持する!」

参考
厚切りジェイソンさんの発言を引用した文章2つ
日本企業は“名君”頼み
「日本の大企業からイノベーションが生まれなくなった理由は・・・」を読んで

2018年9月19日発表のNHK調査では、「サマータイム」導入 賛成27% 反対43% に変わってきているようです。
同時に、
2018年9月18日発表のNHK調査では、安倍内閣を「支持する」42%、「支持しない」39%とのことです。

サマータイムに反対が増えてきたのだ け・ど・も「だが支持する!」ですね。


2018/10/26追記

2020年オリンピックでのサマータイム実施の話は流れそうです。
ですが、同時にサマータイムそのものはあきらめていないようです。

それで、これからどうなるのか?なのですが、勝手に2つほどのシナリオを考えてみました。
一つ目は、アメリカのIT業者が乗り込んで来る。
アメリカはサマータイム対応への実績があるので、「できます!」と言って、仕事をさらって行く。本当に日本のシステムでできるかなんてどうでもいい話で、要は仕事を受注して、お金をもらえるかを重要視してくるでしょう。日本側は契約をしっかりと結ばないと、サマータイムの実施に間に合わなかった場合や、そもそもシステムが上手く動かない場合に、追加料金の発生や裁判沙汰になったときの対応などで苦労することでしょう。
また、サマータイム対応に成功した場合には、システム全体もアメリカの会社のものに置き換えて行こうとするでしょう。結果として、日本のIT業界が被害を被ることになります。
二つ目は、竹中平蔵氏などが、これを商機ととらえて、今からサマータイムに対応する会社を興して、サマータイム法が可決したときに、全ての受注を持って行ってしまう状態。
これは元請けだけして、実行は下請けにやらせる可能性もあります。
とにかく、「我々はできます!」と自信満々に言って受注して行きます。
こうなると、他の会社は「できません」とは言えなくなってきて、一気に「できます」「やります」に流れていくことでしょう。そうなると能力以上の無理が起こり、あちこちで阿鼻叫喚の地獄が姿を現わすことになります。

これらはあくまでも勝手な予想です。
ただ、「無理だから」「できっこない」だけを理由としていたら、置いてきぼりをくらう可能性があります。
今のうちにきっちり「やらせない」ができないと、どうなるか分かったものではありません。


サマータイムになった場合、今、元号と西暦を併記しているように、
サマータイム表示も、日本時間とグリニッジ標準時を併記するのが一番確実なのではないでしょうか。
そうすれば、今後突発的にサマータイム延長などになった場合(アメリカではあったそうです)、システムが対応できたり/できなかったり という阿鼻叫喚の元でも、グリニッジ標準時を見て判断すれば混乱が少しは緩和されるものと思っています。
まあ、どうなるか、分かりませんが。。


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