政府少子化対策の記事を読みながら

『岸田首相「こども優先レーン作ります!」に違和感…「異次元の少子化対策」が異次元すぎて失笑も』

だが、SNSであがったのは、導入への称賛ではなく、“そこじゃない!” という指摘の数々だ。

《異次元の子育て支援、本当に悪い意味で異次元だった。ああ、ここまでずらすかってくらい頓珍漢で素っ頓狂。とりわけ群を抜いてたのは子どもファストトラックだけど、首都圏以外で美術館博物館で大行列って事態が、どれくらい発生するの? 子連れ専用レーン作るほどのことがある?》

《あれば助かるかもしれませんが、これを『少子化対策』と国が得意気に掲げることには違和感を隠しきれません。これが『異次元の少子化対策』なのでしょうか。子どもへの予算をケチりたい気持ちが見え見えです》

《最近、何故やる事なす事こんなにピント外れな事ばかりなの?わざとなの?ウケ狙いかよぉ?》

いつものように、エニアグラムのタイプ6・日本で説明するなら、
国民が「当事者」になって政治に関わらなかった結果です。
タイプ6は混沌や未知を嫌うので、それに対応する「当事者」になりたがりません。

その場その場で、その時だけ、自分に関わる混沌に悲鳴をあげているから、
国民と政治の双方で、全ての対応が当座しのぎになってしまうわけです。

それにしても、政治家、官僚というこの国の上層部の出した案が「ピント外れ」と言われる事態は、階層化と分断を表しているようです。専門家も関わっていたでしょうに。
たぶん、この階層の分断化は世界的に起きていて、
それでアメリカでは、見捨てられた階層のことを既存の政治が理解できなくて、トランプ大統領が生まれたのでしょうね。
あ、そういえば日本のNHK党も、NHKに対する不満から生まれたわけですが。

与党、自民は、やりたくないことは「慎重に」やりたいことは「スピード感をもって」政策を進めます。
それで例えば、統一教会は「慎重に」しているようです。

ここで少し話がそれますが、
ネットで読んでいたら、

bingに(月刊)Hanadaのことを聞いたら、「この雑誌は政治的に保守的であり安倍晋三元首相や統一教会を擁護する傾向があると指摘されています。信頼できる情報源から確認することをおすすめします。」と言われました。賢い。

というのがあって、
今や統一教会は保守なんだそうですbing的には。日本をサタンとしている宗教なんですけど。

それで政府は、
やりたくないことは「慎重に」、やりたいことは「スピード感をもって」、やってもやらなくてもよいものは「適当に(当座しのぎで)」政策を進めているようです。

少子化問題の根本的な原因は上級国民には関係無いものでしょう。自民のような世襲政治家ならば、子供が跡を継ぐことにより、お金もごっそり次世代に引き継げるので、自分たちの感覚としてはよく分かっていないのだとも思います。

首相は息子の翔太郎氏を、首相と国会機密も共有できる首相秘書官にしましたよね。年収も1000万円前後。翔太郎氏から情報が洩れているという話もありました(今は行動を制限されているようです)。
翔太郎氏の首相秘書官起用は「(1000万円の)子ども手当」なんて言われています。
そういうことが簡単にできる人と庶民の感覚がずれてもしかたないのかも知れません。


ただ政府に問題があるのも確かですが、国民のほうにも問題があります。
国民のほうも「当事者」であることを日頃放棄しているし、混沌の予想を嫌い、目の前に混沌が来るまで無視しているので、国民に問題がないわけでもないのです。
子どもの問題は以前から言われていました。ですが自身が「当事者」になって逃げられくなるまで無関心だったかたも多いのではないでしょうか?

こういう人は今は老人福祉に無関心だと思われます。


日本人の国民性はエニアグラムのタイプ6だと言われています。
タイプ6は安心・安全・安定を欲し、状態の良いときには自分の周りに安心・安全・安定を供給します。
ですが、状態が悪くなると、自分だけの安心・安全・安定で精一杯となります。「今だけ、自分だけ」ということです。それで何か問題が提起されても、日頃は「当事者」になることをできるだけ避けて自分の安全だけを確保しようとします。これは「臭い物に蓋をする」行為とも言えます。それで、そのうち問題が大きくなってくるのです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?