所属する組織から裏切られたときのタイプ6
『忠実な人(ドン・リチャード・リソ)』とも言われるエニアグラムのタイプ6は、忠実でやさしいので、所属する組織からいいようにあつかわれて、
それで、
本人が「裏切られた」と感じても面と向かっては文句を言わない傾向があります。
そういうときのタイプ6は、一度目であれば自分を納得させるようです。
なんというか、嫌なことがあっても、その場で文句を言わないというか、
空気を悪くするのが嫌なので、文句を言えないというか。
タイプ6は、忠実さが災いしてか、やさしさが災いしてか、
所属する組織から軽くあつかわれることがあります。
軽くあつかわれるというか、軽くすまされるというか。
特に所属する組織が困ったことになったときに、負担を強いられる傾向があるようです。
そうされても、タイプ6は文句を言いません。
所属する組織に対して、忠実で居続けます。
でも、
それは、一回限りであることが多いようです。
二度目になると、その場から立ち去るというか、その場から逃げるというか、
とにかく二度同じことが起こるのだけは避けようとします。
二度目が起きていなくても、
一度目からかなり時間がたってから、立ち去る場合もあります。
嫌なことを忘れてはいないのです。
「もう嫌だ。裏切られるのは一回で十分だ。これ以上ここにはいたくない」
ということです。
この「裏切られた」記憶は、タイプ6にとって、かなりのトラウマとなります。
普段笑顔であっても、深い深い傷として残っています。
ちなみに、
この動きと似たものには、嫌な店には二度と行かない「サイレントクレーマー」があります。
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