原発60年超運転で思ったこと

『原子力政策の転換、たった50分の非公開会議で決定「さまざまな意見を受けてとりまとめた」と西村康稔経産相|東京新聞』

というニュースがあったなと思っていたら、

『原発60年超運転、意見割れたまま正式決定』

 原子力規制委員会は13日、60年超運転を可能にする規制制度の見直し案を正式決定した。採決で委員5人のうち4人は賛成したが、石渡明委員が反対した。意見が割れたまま重要案件を決定するのは極めて異例

この異例という部分。普段は合議で決めて全員賛成で責任を分散させて安全を確保するところが、今回はひとり反対して、そうなると責任がくっきりしちゃよね。という意味でも異例なのだと思います。

ヤフコメ

室橋祐貴 日本若者協議会代表理事

常識的に考えれば、メンテナンスしながらでも、60年以上同じ製品を使い続けるのは故障のリスクが高まると感じるのが自然でしょう。世界的にもこれまで60年を超えて運転されている原子炉はなく、閉鎖された原子炉の平均運転期間は28年です。(以下略)

廃炉の道筋もいい加減で、未知や混沌を見ないようにして、先送り、先送りで。40年ルールを60年ルールにして。
導火線を継ぎ足して継ぎ足して未来に爆弾を託していって。

これが未知や混沌が嫌いなエニアグラムのタイプ6・日本のレベルの落ちた姿。
日本自体のレベルが落ちているから、こんな話を他人事としたい人も多いと思われ。もしくは身近に迫る混沌な話を矮小化して「大丈夫」と言い出したり。

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老朽原発の延長稼働を認めるので有れば、茨城県の科学者技術者グループが指摘している「中性子線照射脆化が進行する事により、地震外力や温度変化の影響で原子炉が瞬時に割れる」という問題提起について、山中委員長は国民へ丁寧な説明をすべき。
その時は、老朽原発が過酷事故を起こした時は、自らが全ての責任を取るという決心を述べてもらいたい。

「当事者」から逃げるのがタイプ6日本人の姿だけど、事故が起きれば現地の人は嫌でも「当事者」になるわけで。

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