UFO論争内部告発から思ったこと

『UFO論争に一石 米情報機関〝内部〟告発「地球外生命体はいる」』

国家偵察局(NRO)などでUFOを含む「未確認空中現象」(UAP)の分析に携わった人物が6日までに、政府機関がUAPに関する情報を違法に隠蔽しているなどと実名で告発。「地球外生命体はいる」とも断言

米政府やその同盟国、防衛請負業者が数十年前から現在に至るまで各地で墜落・着陸した「乗り物」やその破片を回収し、形状や材質などから「非人類由来」だと断定しているなどと指摘

回収物から技術情報を解析するリバース・エンジニアリングも行われており、中国やロシアを指す「同等に近い敵対国」も競合してUAPからの技術取得を図っている

宇宙船とみられる物体から「パイロットの遺体」なども発見されている

これに対し

国防総省の報道官は6日、産経新聞の取材に「AAROは地球外の物体の保有やリバース・エンジニアリングに関わる計画が存在する、または存在したとの主張を実証する確認可能な情報を発見していない」とコメント


個人的には、いつまで田舎芝居をしているのかという感じ。

もうひとつ思うのは、
いつもの通り、エニアグラムのタイプ6な日本は未知と混沌に弱く、
この手の話に乗ってこない。

いつもは頼りにしている はてな でのコメントにおいての、数の少なさコメントの内容の薄さにもがっかりする。

昔から日本は、「UFOいない」「見間違い」「○○だからありえない」という安易な結論に飛びついて、それ以上考えようとしない。

それで、いつの日か、この内部告発が正しいと分かったとき、
そのときになって はじめて大きく驚いて騒ぎたてて、「日本も乗り遅れるな!」と言い出すのだろうなと想像できてしまう。

日本は思考停止のタイプ6の国だから、そしてタイプ6は依存的でもあるので、
今の依存先であるアメリカがあるとき「宇宙人はいる」と言ってしまえば、
思考停止で「面倒な検証プロセス(← 前回の文章で出てきた言葉)」をすっ飛ばしてそれを信じるであろうことが想像できてしまう。


以前
『欧米人と日本人の考え方の違いと、日本を揺るがした「あの事件」の裏話─「ノエマ」編集長が語る日本』

の話を取り上げたが、

その中にあった

イデオロギーに縛られずに具体的な状況に根ざして変化する融通がきくという点では、日本はより柔軟だと言えます。

という、思考停止の良い面(?)が発揮されて、どこの国よりも早く国民が順応してしまうとも思っている。

つまりここでも「日本は優秀な兵士と無能な指導者」なのである。

どちらも根は同じなのだからこれは厄介な話ではある。

国民が未知や混沌が苦手で依存的で当事者になりたがらないのは(タイプ6の別名は『忠実な人』だしね)、まあいいとして(本当によいのか分からないが、自分が無く依存的であるがゆえに、順応能力があるともいえる)、

指導者までがそれだと役に立たないのである。何かが表に出てきたときにはすでに周回遅れになっている。



蛇足
これ、性的ハラスメントの記事に一瞬空見してしまった。

「性的ハラスメントがあった」という内部告発と、
「主張を実証する確認可能な情報を発見していない」という当事者。

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