良い政治家がいないというけども

それは分かるのだけど
でも、少し考えれば失われたウン十年、日本人は何をしてきたのか?という話にもなってくるわけです。
日本人はエニアグラムのタイプ6の国民性で、タイプ6は通常、依存的だと言われています。
別の言い方はすれば当事者になりたくないのがタイプ6です。

そういうわけで、政治に関しても文句を言うだけで当事者にはなりたくありません。そういう態度になってしまうのが通常の日本人なわけです。
別に政治家を志せと言っているのではなく、良い政治家がいなければ、かね草鞋わらじを履いてでも良い政治家を探しに行けば良かったのです。それでもいなければ、育てれば良かったのです。だって、失われて30年、そろそろ40年?それだけあったら次代の政治家が育つでしょう?
そしてそれは今からだって遅くないわけです。

次代の日本人を作るべく(作るというのは嫌な言い方だけど)、教育改革、入試制度改革を行って、行政がその努力をしているのであれば、
国民の側でも、次代の政治家を見つける、もしくは育てる努力をすべきです(はい、これは理想です)。
自民なり、立憲や共産でもいいです。次代の政治家候補はいるでしょうか?
例えば岸田総理は次代を育てるためか息子さんを秘書官に登用しています。次代を育てるのに、政治家本人や後援会に頼っていては、「この状態」が続いていくことになります。

タイプ6は変化が嫌いで、一択癖のある性格です。
ですから放っておけば、変化が無いまま進むことになります。

保育園問題が起きたときに分かった人も多いと思いますが、
問題というのは、起きたときにはすぐに解決できず。
解決にかかる時間の中では当事者から外れていくものです(全てではないにせよ、そういうことも多くあります)。
だから、継続や想像力も必用になってくるわけです。

リソ&ハドソンのレベルの記述をタイプ6で見ていると、

レベル2の記述に、
「強い絆」「相手の身になる」
レベル3の記述に、
「勤勉」「自己犠牲的」「共同社会の構築者」
があります。

これらは健全な状態のタイプ6の姿で、通常のタイプ6は、こういったことのできるレベルにありません。

ですが、レベルの高い状態のタイプ6な日本人でいなくては、社会を良きものにはできないんですよね。
冷めた目で語るなら、日本は変わらず、これからさらに落ちていくということです。
希望で語るなら、レベルの高い日本人像を個々が体現すれば日本は持ち直します。
依存を抜けて、当事者になれるか? ということです。これが難しいわけです。

通常レベルの一番高い状態であるレベル4の記述に、
「義務を果たす」と「義務を負わされた」があり、「信じる・疑う」があります。
もうこの段階で、タイプ6は何かを恐れ、被害者意識(「義務を負わされた」「疑う」)が出始め、当事者から逃げ、依存したいという気持ちが出てきています。

ちなみに、レベル4なんて、精神状態が良いほうで、もっと低い人が多いと思っておいてください。

だらだら書いているのは、(お手軽な)解決法が無いからです。

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