日本発のイノベーションが起きる条件
を書き終わって、思い出したことがあるので、それを含めて以下書きます。


何か事件が起きたり、苦情が来ると、日本人は安心・安全・安定のために、それに属している人を白眼視する傾向があります。

日本人においても、ゲームをしている人が事件を起こしたら、それに属している人が白眼視されたりします。

最近でも、持続給付金詐欺をテレビ朝日が取り上げた際に、「変わった様子を目撃」「デスクが2台あって、それぞれモニターが2、3台あった」なんて放送されて、
マルチディスプレイが犯罪と関連付けられることを危ぶむ声がネットでありました。

これが外国人になると、何か事件が起きれば、その国を属性としてひとまとめにされて白眼視されるわけです。


私はエニアグラムをしています。
以前、エニアグラムをしている人から、
「オーム真理教が事件を起こしたときには、ワークショップの参加者が少なくなったそうだ」
という話を聞いたことがあります。

エニアグラムは宗教ではありませんが、こういったときに知らない人の「なんだか似ている」という感想に影響を受けてしまったわけです。

たったひとつの事件や事故が(複数であればなおのこと)、それを起こしたものと関係しそうな属性全てへの白眼視や蔑視へとつながり、そこに属する人への増悪や嫌悪を生み、そこに属している人を委縮させ、さらには本来関係の無い属性すら、なんだか似ているというだけで視線が厳しくなってくるわけです。
特にそれが自分と関わりの無い属性だと、遠慮が無くなります。
安心・安全・安定を大切にする日本にはそういった傾向があります。


そこは自覚しておいたほうがよいです。

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