「自分を変化させることが幸福度の低下につながっている」? アメリカ人

アメリカ人は、
「自分を変化させることが幸福度の低下につながっている」
らしいです。

アメリカは、エニアグラムのタイプ3の国だから、
今回は、無理やりタイプ3で説明してみようかと思います。

『「自分らしくあること」は生きづらい?アメリカ人と日本人の比較【研究論文】 | TABI LABO』

学術誌『SPPS』にも掲載された「ジョージア大学」の心理学者の研究論文によると、アメリカ人は日本人と比べ「自分を変化させることが幸福度の低下につながっている」ということがわかった。

アメリカでは意見を変えることがタブー視されているために、自分が変化することが周りに否定的な印象を与えると考えるのだとか。たとえ、それがより良い変化であったとしても、幸福度が向上することはないという。

アメリカはエニアグラムのタイプ3の国だと言われています。
タイプ3は、成功と称賛を求める性格タイプです。
私的解釈では、情をもって関係性に生きる性格タイプです。私のエニアグラムの場合、この“情”の中には、イメージも含まれていて、タイプ3は、「イメージの関係性において生きる人」となります。

なので、「自分を変化させること」は、いままでつちかってきた己(おのれ)のイメージと周りとの関係性を壊すことになるので、当人も周りもストレスを感じ、悪いイメージで見られ、それで、「幸福度の低下」につながるのだと想像できます。

私は、この文章で言う“変化”をイメージの変化だととらえています。

日本のタイプ3で思い出されるのは、
橋下徹氏や、
「大村知事リコール運動」で有名になった高須クリニック・高須克弥院長です。

各々、自分の見せたい自分で周りとの関係性を築き、そのイメージが変化するのを嫌っているように見えます。
(橋下徹氏について言えば、以前、たしか朝日新聞が「だったら弁護士をやめたら?」といったことを書いたときに猛反発していたようです。橋下氏が今どのような弁護士活動をしているのか知りませんが、橋下氏にとって弁護士は守るべきイメージのようです)

これで思ったのは、アメリカで、トランプ支持なり、何なり、一度過激なイメージで身を包(つつ)んでしまった人は、簡単に、その主義主張を変えられない可能性です。
先の文章を読むと、そこにイメージの一貫性が無いと、自分自身に「幸福度の低下」という悪影響が起こるようです。

トランプ元大統領も、過激が売りであれば、そのイメージやキャラクターの継続しかないのかも知れません。
急に温厚になったとして、それが良い変化であれ、周りの人たちは、それに白け、去っていくのかも知れない。と思いました。


対して、集団に適応することが求められる日本では、自分が変化することと幸福度に関して相関性はみられなかったそうだ。これは、家庭の性質の違いなど、文化的な背景によるものであると結論づけている。

日本は、タイプ6なので、知で関係性を築く人となります。つまり、考え方ですね。
そして、タイプ6は、通常レベルにおいて依存的なので、何かの集団に属して安心・安全・安定を得ようとします。
「集団に適応することが求められる日本」と書かれているのは、そういった部分となります。

それで、日本の場合は、アメリカのイメージとは違って、考え方としての主義主張が変化することは歓迎されないことになります。
キャラを変えることは、ある程度許されても、考え方を変えるのはタブーになっているということです。
心霊とか、風水とか、占いとか、そういったことを言っている人が、科学に傾倒しだすと、「違うじゃないか!」と、それが、良い変化であっても文句を言われるとか。
(占星術研究家の鏡リュウジ 氏が、『ドラゴン桜公式副読本 16歳の教科書2 「勉強」と「仕事」はどこでつながるのか』講談社 において、理系の自分と占星術研究家の自分に関する話を長々と書いていたのも、一貫した考え方を求めらえる日本のタイプ6な国民性の中での悩みと取ることもできます)

あとは、共産党の志位和夫委員長が自民党に入党する、なんて言い出しても、自民支持者は、「違うじゃないか!」と、それが、自民支持者から見て良い変化であっても文句を言うのではないでしょうか?

これは、
イメージで関係性を構築するタイプ3のアメリカ
と、
考え方や、それをまとめる集団で関係性を構築するタイプ6の日本
の違いであると思いました。


同じことを見るにせよ、それをイメージ視点で見るか、考え方視点で見るかによって違いが出ます。
また、その違いは分かり難いものです。

先ほどの例も、分かり難いものではありますが、言いたいことは、これを読んでいるかたに伝わっていると思います。

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