「東京都営交通協力会に是正勧告」のヤフコメを見ながら

『東京都営交通協力会に是正勧告 労働時間を適正把握せず』

一般のヤフコメが参考になります。

JRも業務委託ばっかりになってきたよね。
業務委託先を調べると、給与が少なくて生活が苦しいとか、JRとかの天下り組は給与が高いという口コミが目立つ。
経営は効率的になるかもしれないが、
長い目で見たら全体で沈んでるような気がする。。。

このコメントれが全てな気もします。

その上で話を進めると
日本はエニアグラムのタイプ6の国です。
そしてエニアグラムには『統合と分裂』という考え方があります。
人が成長すると統合の方向のタイプの性質が現れ、
人が後退すると分裂の方向のタイプの性質が現れるとされています。
(注 『統合と分裂』の解釈は複数あります)

それでタイプ6の分裂の方向には、効率を求めるタイプ3があります。

タイプ3の悪い面が、日本において現れています。

タイプ6は、安心・安全・安定が大切な性格です。
それで、ストレスにあうと、自分だけの安心・安全・安定に閉じこもります。
トップは自分だけの安心・安全・安定の確保のために、タイプ3的な効率を重視して業務委託を始めています。

それで、
「経営は効率的になるかもしれないが、
長い目で見たら全体で沈んでるような気がする。。。」
となります。

業務委託先にはJR なりお役人様が天下りしてるから財布としてありがたいんだよ お金は上級国民層の間で回ってますから笑い

もう退職しましたが、そのJRの業務委託先の社員でした。JR本体の天下り連中は高い給料ですが、一般社員は安い給料で働かされます。JRで働くならグループ会社ではなく本体が一番です。

もう20年くらい前から駅員さんは非正規化が進んで2-3割くらいしか正規はいないんじゃないですかね。
非正規は退職金などもなく、みんなお先真っ暗です。

自分のところの社員を使って給料100万円でやる仕事があったとすると、会社は社会保険料の負担やらなにやらでさらに20%くらいの費用が掛かる。
これを100万円で外部に委託すると消費税は控除できるし、社会保険料の負担がないから大幅なコストカットにつながる。
組織が大きくなるとこうやって利益を出すようになるんだよな。
大手宅配運送業者なんかもまさにそう。

JRもだんだん貢献とかの意識が薄れてきて、効率よく働き効率よく稼ぐという方向に向かってるね。電車本数もコロナで一度本数減らしたら、混雑しようが本数戻す気なさそうだし。結局少ない本数で無理やり詰め込んだ方が効率いいものね。

「結局少ない本数で無理やり詰め込んだ方が効率いい」
これ、JR九州でも問題になっていましたね。
通勤電車の本数を減らされて、混雑していると。


結局、なんでも民営化したからだ。
真に何が社会に必要かをまるで考えもせず。
世界の潮流というものもあるけれど、もう引き返すことはできない。
このまま濁流にのみこまれて流されていく。

「なんでも民営化」で言えば、私は水道の民営化や、公共に関する民営化の流れに危機感をもっています。
効率重視で、もっとひどいことが起こると見ています。
これは今からでも間に合います。

それと、このかたのあきらめもおかしいです。「当事者」になることから逃げています。

エニアグラムのタイプ6な日本人ですが、タイプ6は依存的と言われています。そして依存的な人は「当事者」になることから逃げます。
それで、危険が及べば自分が「当事者」になることなく、だれかに頼ることになります。それは国連かもしれません、アメリカかもしれません、国かもしれません、行政かもしれません、水戸黄門かもしれません、大岡越前かもしれません、仕事人かもしれません、宗教かもしれません。とにかく自分が「当事者」になることから逃げます。

それでどうしても「当事者」になりそうになると、それでも逃げたいので、あきらめとなります。
「しかたないから、そういう世の中なんだから、私は『当事者』になる必要がない」というふうに話をもっていこうとします。

労働条件を是正させる姿勢はいいと思うよ。

ただ、
東京都全体としては

五輪不正疑惑にかかわりがあるとされるのに
まったく関与していない、
都そのものではなく
別の団体の話だから知らない
という立場をとっているし、

東京都がからんでいる公共事業団体の不正疑惑もある。

神宮の森や臨海公園の緑を
必要以上に伐採する計画は、なぜ、
どのような点から合理的なのかの、科学的な説明もない。

新築住宅にはソーラーシステムの設置が義務付けられたというが
東京ほど、ソーラーに適さない場所もないと言われる。

どれも
小池が水面下で進め
五輪が終わった後に大きな話題となっている。

できるかぎり利権をあさってからやめたい、
のちのちのキックバックの約束をとりつけて
東京都を食い切ってから、やめたい
という意識を感じるんだよねえ。

そうかも知れませんし、違うかも知れません。
ただし、その行動に不信感を持たれているのは事実です。

「神宮の森や臨海公園の緑を
必要以上に伐採する計画は、なぜ」
というのは私も疑問に思っています。

たぶん、私たちに知らされていない別の目的があるのでしょう。
マスコミやメディアは腰砕けなので、本当のことを知る日が来るか分かりません。



エニアグラムのタイプ6な日本は、自らの安心・安全・安定の中にとどまっていたい性格で、依存的でもあります。
そのため「当事者」になることを避けます。
さらに、判断・決断・責任を嫌がる性格でもあります。

「天下り」なんて言葉は昔からあったし、
問題点の指摘は昔も今もどこでもあります。
でも、それを変えようとすれば「当事者」になる必要がありますし、
判断・決断・責任が発生します。
それで誰もやりたがりません。

やるべきことが分かっている問題でも国民にさとられないようにしています。
たとえば「NHKのスクランブル化」の話も、初めて聞いたのは職場の同僚からでした。それまで、それなりにニュースや報道を読んでいたつもりでしたが、「NHKのスクランブル化」の話を同僚から聞いたときは初耳で、言われるまで その手があることに気が付きませんでした。
こういった国民に知られたくない解決法はいくつもあると見ています。

それで、知られると、日本の上層部は自分達が「当事者」になることを求められて、そうなると既存の枠組みと対峙する必要があって、弱いものには強く、強いものには弱いタイプ6な日本の為政者としては知られたくないわけです。

雇用の非正規化も含めてこういった話は日本の中に前からあった問題ですが、安心・安全・安定が崩れてきていて、それから目を背けられない層が、日本の下層部に出現しているということです。

さらには、その影響が徐々にですが、私たちの日常を浸食し始めていたりもしています。今回は取り上げませんでしたが、コメントの中には無人駅の話も出ていました。

それで、
始めに取り上げたヤフコメのように
「経営は効率的になるかもしれないが、
長い目で見たら全体で沈んでるような気がする。。。」
となっています。


2023/03/19 文を少し修正

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