ある本のアマゾンレビューにタイプ6日本が書かれていたので
以前、以下のPDFを引用した
http://www.iwanami.co.jp/moreinfo/tachiyomi/0054150.pdf
『算数文章題が解けない子どもたち』岩波書店
のその後が気になってアマゾンレビューで評判を確認してみました。
するとエニアグラムのタイプ6の国、日本を彷彿とさせるレビューが出ていて、それがとても良かったので紹介します。
先に、説明しておきます。
エニアグラムのタイプ6は、安心・安全・安定がとても大切な性格です。
また、安心・安全・安定が崩れた未知や混沌を嫌い、そこに自ら向かっていくことを嫌います。
それで、絶対的に安心・安全な正解。「銀の弾」や「聖杯」と言われるものを求めます。
これは「失敗」を恐れるということでもあります。
今はワールドカップの季節なので、サッカーの話で言えば、
昔読んだ、ジーコ氏のインタビューに、こういうものがありました。
「失点(失敗)に対して過剰な恐怖感や失望感がある」んです。
それで失敗したくないから正解や正答を求めてしまうのです。
日本の性格の説明はこれくらいにして、
それでは、アマゾンレビューを紹介したいと思います。
タイプ6について、もうひとつだけ説明をします。
エニアグラムにレベルという概念を持ち込んだリソ&ハドソンによると、
タイプ6が、「健全なレベル」から「通常レベル」に落ちるときの『目覚めの注意信号』の内容が、
となっています。
エニアグラムにおける普通どこにでもいる大抵の性格タイプは「通常レベル」として存在しています。
そして、日本の性格であるタイプ6の通常レベルは、「依存的」だということです。
レビュー文中でも以下のように書かれていました。
「(『指導方法が書いてない!』と)本書にそこまで頼ってしまうこと自体が、(略)」
「読者はきっと、この後に『答え』(指導方法)を求めてしまう」
「『指導方法の答えを示して欲しい』う思うこと自体が今までの教育で育ってきた私たち(略)」
そう、その態度こそ、依存的な態度なのです。
依存的だから自分の外に「正答」を求めてしまう。
このようにタイプ6な日本に対する指摘が書かれた良いレビューだったので今回取り上げてみました。
アマゾンレビューの中で、こういった「気付き」が見られる日本はまだまだ捨てたものではない、これは明るい希望だとも思いました。
ちなみに本は未読です(ここまで書いた私は読まなけりゃいけないんだろうけども)。
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