遅延しない日本の鉄道話を読んで
『海外「日本は本当に不思議な国だ…」 ドイツ大手紙の編集長が語る日本の凄さが話題に』
世界有数の鉄道大国として知られるドイツ。
しかしドイツ鉄道(DB)の遅延は常態化しており、
近年は5本に1本が遅れて到着しているというデータもあります。
欧州で最大の発行部数を誇る日刊新聞である、
ドイツ紙「ビルト」の編集長ボイエ氏は先日、
ドイツ鉄道の惨状を以下のように伝えています。
「掲示板によると、3本中2本が運休しています。
走っているはずの1本もなぜか到着しない。
一方でスピーカーからはさらなるキャンセル、
そして遅延のアナウンスが絶え間なく流れています。
私鉄であったなら、こんな杜撰な経営をする余裕はないはずです」
そんな嘆きに対して、「私鉄はもっとうまく行っていない」
との異論が他のドイツ人から寄せられるのですが、
ボイエ氏は日本での体験談とともにさらに論駁します。
「日本に行った事はありますか?
民営化され、競合する鉄道会社が多く存在する中で、
異常とさえ言える、非現実的な体験が出来ますよ。
電光石火の速さで、秒単位で時間通りに到着するのですから……」
日本は安心・安全・安定が大切なエニアグラムのタイプ6の国ですからね。
タイプ6は未知や混沌を嫌います。そういったものを排していった先に、現在の日本の鉄道があるのです。
これはタイプ6な国民性の良い面だと思います。
人間の時間は24時間で平等です。
その時間の中で、タイプ6は安心・安全・安定であることに注力しているということです。
もちろん、人の数や、構成する人員の能力値など、パラメーターは一つではありません。
ですが、持てる力をどこに注ぐかは性格(国民性)が方向付けをしています。
もう少し話を続けます。
私から見たドイツはエニアグラムのタイプ1の国となります。
エニアグラムのタイプ1は、『改革する人(ドン・リチャード・リソ)』『完全主義者(ヘレン・パーマー/レニー・バロン&エリザベス・ウエイゲル)』とも言われる性格タイプです。
それで私はドイツ人に知り合いはおらず、タイプ1としては、日本人のタイプ1を知っているくらいです。
日本で見るタイプ1の、彼ら彼女らは遅刻する人たちではありません。
なので、ドイツの鉄道の遅延事情を読むと不思議になります。
日本はエニアグラムのタイプ6の国です。タイプ6は安心・安全・安定が大切で、それが崩れた未知と混沌を嫌います。
なので、安心を求め、未知と混沌を排した先に、日本の時間厳守があると理解しています。
これ、なぜ私からはタイプ1の国に見えるドイツの電車が遅延するのか理解不能であったりしています。
リソ&ハドソンの記述を見てみました。
タイプ1には、レベル5(レベルのちょうど真ん中)に「時間厳守」がありました。
タイプ6のほうには「時間厳守」はありませんでした。
なるほど、海外のエニアグラムのサイトで日本がタイプ1だとされているのは、こういった部分からなのだろうと思いました。
同時にドイツがタイプ6になっているのは、なんだか私の理解と逆転していて面白いのですが、それなりに理由のあるものなのかも知れません。
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