タイプ6と日本人と集団主義ついて まだ書けない その2
Chaos_40kさんからの宿題にまだ答えられていません。
いつもは忘れているのだけど、時折思い出す宿題です。
今回これを思い出したのは、今出ている本の中に日本の集団主義を否定する本を見かけたからです。
それで私の論の問題としては、
・日本はエニアグラムのタイプ6か?
・タイプ6は集団主義か?
・タイプに関係なく、日本は集団主義か?
・集団主義そのものの定義
の4つだと思っています。
ちなみに、Chaos_40kさんは「日本は集団主義」を問題にしていて、タイプ6は問題にしていません。
順番に考えてみたいと思います。
それでまず「日本はタイプ6か?」なのですが、
日本のエニアグラム使いさんたちの間では、私の知る限り、
「日本はタイプ6」が常識のように語られています。
ここでタイプの説明を入れると、
エニアグラムのタイプ6は、『忠実な人(ドン・リチャード・リソ)』『疑念者(ヘレン・パーマー)』『慎重な人(レニー・バロン&エリザベス・ウエイゲル)』とも言われる性格タイプです。
私は、『知をもって関係性に生きる人』、安心・安全・安定が大切なタイプと説明しています。
タイプ6は、サザエさんのマスオさんタイプとも言われています。
その上で、エニアグラムの外国の指導者の中には日本を『夢想家』『芸術家』のタイプ4と見たり、
外国の投票サイトでは日本が『完璧主義者』「べき」のタイプ1となっていたり、
そういった目で日本を見ている人もいます。
私は、以前にも書いた通り、
タイプが正確に判別できていれば、その説明は広がるし転がるしつながるし預言性を帯びると考えています。
それで、日本に関して言えば、タイプ6ならそれができるのですが、タイプ4やタイプ1ではそこまで日本を説明できないので、
今のところ「日本はタイプ6」での説明を続けています。
ここで少し本件から横道にそれたことを言えば、
私がおこなう、人物の性格判別や、国民性の性格判別も常に異論が存在することを述べておきます。
話を戻します。
「日本はタイプ6か?」の次は、
「タイプ6は集団主義か?」となります。
これは本当だとリソ&ハドソンやヘレンパーマーその他の本を読み込んでタイプ6と集団主義について書いたほうが説得力が増すのでしょうけども、今のところ面倒でそれに手をつけていません。
ちなみに、ネットで見たレベルの記述を見てそれらしいのを拾ってみるとこうなりました。
レベル1の「独立的」なんて、集団に依存するタイプ6が本当に成長した果てにたどり着く境地ですね。これはタイプ6の究極の理想であり、現実的な話としては幻となります。
ちなみに、レベル1、タイプ6の到達点とは、
だそうです。
このように、同じタイプでもレベルにより、性質が変わってくることには注意が必要です。
私があつかうタイプ6日本はレベル5より下の普通の人たちです。
レベル3の「共同社会の構築者」の共同社会なんて集団主義と関係してると言えそうです。
レベル1からレベル3までは『健全な状態』の記述です。
次は『通常の状態』の記述です。
そして『不健全な状態』
集団主義なときの状態を表すような記述はあるものの
特別 集団主義と思える記述はありませんでした。
他に、私がよく引用する記述から集団主義らしきものを探した場合
がこれに該当すると思います。
またレベルの高いタイプ6は集団の維持に励みます。
これは以下の記述が該当します。
書きながら思ったのですが、
エニアグラムにおいては、タイプX的集団主義だとかタイプX的個人主義が存在するのかも知れません。
ですからタイプ6的集団主義があればタイプ6的個人主義がある可能性があります。
この話はもう少し続きます。
蛇足
集団主義とか個人主義とか、外向とか内向とか、難しいですね。
Chaos_40kさんは、外向内向において、
「日本は『世界有数の超内向的な国』ですね」
と書いていて、「超」がつくかは分からないけども、日本の臆病さや外交下手を内向ととらえれば内向になるのかも知れません。
でも、視点をどこに置くかでこれもかなり変わってきます。
例えば、日本と韓国どちらが内向でしょうか?
日韓レーダー照射問題では、韓国がガンガン押してきて日本は負けています。
映画・芸能と世界に積極的に出て行っているのは韓国です。
こういう視点からだと日本のほうが内向で韓国のほうが外向となります。
ところが、韓国は歴史の中で一度も海外進出したことがない国です。
『戦略的思考とは何か 改版』(中公新書) 新書 – 2019/8/20
岡崎 久彦 (著)
という本において、
「韓民族は内向的な民族で膨張政策をとった事が一度もない」
と書いているそうです。
こういう視点からすると
「日本は『世界有数の超内向的な国』ですね」
に対し、
「韓国は『世界有数の超超内向的な国』ですね」
となります。
難しい話です。
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