UberEatsの利用規約 話から思ったこと

『この利用規約がすごい 2020 【Uber Eats編】 - フジイユウジ::ドットネット』

このリンク元文章ではUberEatsの利用規約がすごいと書かれています。
良くない意味において、です。

これを読んで思ったのですけども、
エニアグラムのタイプ6日本は、安心・安全・安定が好きな性格タイプの国民性で、
それで、官僚組織も、安心・安全・安定となるように規制規制規制の早押し連打のような行政運用を行うのですが、
一方で、自身の安心・安全・安定を最優先させているので(要は保身です)、強いものには弱かったりもして、
なんだか、ねじれたことになる場合もあったりして、ですね。

それで、このUberEatsの利用規約がまかり通っているのも、そのねじれの現れだと、私はとらえています。

多分、UberEatsより先に、日本発のベンチャーが同じ内容でしようとしたら、即、早押し連打で、潰(つぶ)されていたと思います。
なのに、米国という背景があると(その背景に押されて政治が動くと)、この有様です。

ただし、
この強いものには弱い。長い物には巻かれろ、は日本全体の傾向なので、
官僚ばかり攻めるのは、間違いだとも思っています。
本当に問題なら消費者も動くべきなのですが、そうではありませんよね。

エニアグラムにレベルという言葉を持ち込んだのは、リソ&ハドソンです(正確に書けばリソになると思われます。昔の本は、リソだけで書いていたので)。
そのリソ&ハドソンは、タイプ6の通常レベルにおいてのその行動は依存的だと言っています。

安心・安全・安定を求めて、タイプ6は依存します。それで、こういった場合、依存先の官僚や政府が悪口を言われることになるのですが、
事の本質は、安心・安全・安定を押し付けあって誰も火中の栗を拾おうともしないところにあり、そこに問題があるのです。これは、私を含めた日本文化の影響を受けている人、全ての問題でもあります。

だからといって、消費者が自ら動きだせば、官僚や政府は、その先に、自分たちの安心・安全・安定が危ぶまれると思うでしょうから、それを規制したく動くでしょう。

これは、店の万引き問題で警察の動きが鈍いからと、その画像を店頭に貼ったり、ネットで公開すると、それを止められる動きと似たものです。


注意点として、物事が円滑に進まないのは、性格タイプの問題では無く、そのレベルが低い状態だからだということは、心に留(と)めておく必要があります。


先ほどのリソ&ハドソンは、

健全なタイプ6は、自分のまわりで何か不適切なことが起きていることを感じ取ったり、自分が関与している組織の中で他者が力を悪用していることを察知したりすれば、怖れずに疑問を提起する。

と言っています。

レベルにより、同じ性格タイプでも、その表現型は大きく異なってくるのです。

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