絶滅危惧種「うなぎ」と、「止めれない病」日本

今年も「土用の丑の日」が近づいてまいりました。
今年2018年は、7月20日(金)と8月1日(水)だそうです。

今回は、絶滅危惧種「うなぎ」と、「とめられない病」日本の話です。

「とめられない病」は以前にも書いた日本の病のひとつです。

すでに、ご存知なかたがいられるかも知れませんが、
「うなぎ」は、絶滅危惧種です。

絶滅危惧種としての「うなぎ」の分類は、「絶滅危惧ⅠB類」だそうで、
「近い将来における野生での絶滅の危険性が高いもの」
がこれに指定されています。

「うなぎ」と同じ「絶滅危惧ⅠB類」には、
「アマミノクロウサギ 」や「クマタカ」「イヌワシ」、昆虫では「トビイロヤンマ」などがいます。


うなぎは1970年代から減少を続けています。
これを日本人は無視してきました。この問題を先送りしてきました。

以前にも書きましたが、タイプ6日本人は、安心・安全・安定が好きで、
安心・安全・安定が崩れる予想、
「否定的な予想」「最悪の想定」
を嫌います。

悪い予想を直視できません。悪い予想は過小評価して済ませようとします。

2018年、日本では記録的なシラスウナギの不漁となりました。
2018年1月中旬時点での国内外の漁獲量が前年漁期比で1%程度にとどまっているというニュースが流れました(実は私もこのニュースを見るまで「うなぎ」に関して大して意識もしていませんでした)。

そこで高知県ではシラスウナギの漁業期間を延長しました。

それでも、今年が不漁であることにどうやら変わりは無いようです。

このような現状ですが、
この期に及んでも日本ではうなぎは禁止にはなりません。
現実を直視できず、悪い予想を過小評価して、また、先送りしようとしています。

「止めれない病」を患い、「先送り体質」で日々をやり過ごす日本の姿がここにあります。

「止めれない病」を患う日本人は、絶滅していなくなるまでうなぎを食べ続けるのでしょうか?
今年も見ないことにして「先送り体質」でうなぎを消費するのでしょうか?


最後に一言、
これを読んでしまった“あなた”は、それでも、今後、絶滅危惧種「うなぎ」を食べますか?

絶滅阻止に自身でできることをしようじゃありませんか。


追記

『うなぎ絶滅キャンペーン』ツイッターで話題だったんですね。
文章を出すタイミングを見過ぎて、二番煎じになってしまいました。
しかも詳しく書かれている。

この文章では、日本の「止めれない病」の一例としてあつかっているので、
二番煎じではありますが、そのまま置いておきます。

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