「日本語」がガラパゴスを支えている

今回は、マンガ、アニメ、(昔は携帯もそうでした)などのガラパゴス(独自発展した文化を卑下した言い方)について考えます。

これらガラパゴスの一番の原因は、「日本語」という壁があるからだと私は見ています。
「日本語」の壁に守られて、時々、日本では、独自文化が花開きます。

日本が付き合っている世界で主に話されている英語は、文法などが違い、日本人にとっては学ぶのに苦労する言語です。
また、日本が周りを海に囲まれた環境なのも、外国語の習得に不慣れになる一因となっているでしょう。

私は、日本では、日本語が壁になって、ガラパゴスを支えていると考えていますが、
私は、これが良いことだと思っています。

それは、タイプ6日本文化から出てくるガラパゴスと言われるものたちのことを、私が気に入っているからです。

それに、日本語の壁が無ければ、ガラパゴスと言われるものだけにとどまらず、
日本人にとっての日本文化全体があっという間に衰退していっただろう、と見ているからです。


エニアグラムの日本の国民性であるタイプ6は、自己主張が無い性格タイプです。

ですから、海外に行った日本人は、自己の文化を主張せず、現地の文化に合わせ、現地の集団に合わせ、現地に溶け込み、日本人としては消えて行く傾向があります。

もし、日本語の壁が無くなり、海外のコンテンツが入れば、日本の新聞・出版業界に大打撃が加わります。数分の一の人間が直接、海外の作品や情報を見るようになるだけで、多くの会社がつぶれるでしょう。そして、その流れは加速を増していくでしょう。
そして、多くの日本人は、この流れを「しかたがない」と受け入れるでしょう。
こうなってしまうと、日本文化というものは、ファンタジーとしてしか存在できないことになります。

横並びのタイプ6日本人です。
タイプ6の日本国は、世界の国々の中でも横を見て、没個性を目指そうとします。
世界の中で、何か一つの“正解”を求め、それに倣うことで、
世界の中で、安心・安全・安定を得ようとします(そして、個性の無いどうでもいい国になっていきます)。

そんな、日本が、今でも世界の中で、ある程度の独自性を持っているのだとしたら、日本語が壁になっている面が大きいと見ています。

私は、これを肯定的に受け止めています。

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