財務省、レベルが落ちているのかも

財務省は、国会答弁において「価格交渉をしていない」と言ってきましたが、
毎日新聞が3月8日に報じた、財務省の新たな文書には「学園に価格提示を行う」とう文言があって、
つまり、こうなると、国会答弁において嘘をついていたことになります。

ここで、話はエニアグラムに移りますが、
リソ&ハドソンは、レベルという概念をエニアグラムに持ち込みました。
リソ&ハドソンは、レベルを9つに分けて解説しています。
また、それを大きく3つに分けて
「健全な状態」「通常の状態」「不健全な状態」
と言ったりもしています。

リソ&ハドソンは、
「通常の状態(レベル4~6)」から「不健全な状態(レベル7~9)」に落ちるときの指標を、
「警告信号となる恐れ」
と呼んでいます。

その「警告信号となる恐れ」なのですが、日本の国民性であるタイプ6の場合はこうです。

自分自身の行動が、安全を損ねた、と感じはじめたら。

これ、今の財務省ですかね。

それと、
朝日新聞が報じた『森友文書書き換え問題』に関して、
「財務省の中から、情報提供をする者がいるのではないか?」
とも言われていますが、
それは、タイプ6の「健全な状態(レベル1~3)」の

自分のまわりで何か不適切なことが起きていることを感じ取ったり、自分が関与している組織の中で他者が力を悪用していることを察知したりすれば、怖れずに疑問を提起する

行動なのですかね。

日本は、タイプ6文化で集団の維持を大切にするから、
たいてい、こういう内部告発者は、集団の維持を危険にさらす者として、
犯罪者扱いされてしまうのが難点ですね。

逆に言えば、財務省にいる情報提供者が見つかっても、財務省内部で村八分に合わなければ、それは、「(その意図は分からずとも)今回の情報流出が財務省の総意であった」ということになりますね。

蛇足
「健全な状態」から「通常の状態」に落ちるときの話については、
『日本とアメリカ・目覚めの注意信号』
という題で執筆中。
別文章を先に数題書いているので、掲載は遅くなります。


・・・と、ここまで事前に書いていました。

文章を載せる前にネットを見てみたら2つの記事が目に入ってきました。

『国税庁 佐川長官が辞任の意向固め』
『友問題対応の近畿財務局職員が自殺か(共同通信社)』

ネットには「日本の伝統に従うとこの人がすべて一人で財務省騙したり文書いじっていたという最終報告が出てくるわけですが」という感想があり、
辞めた人や死者のかたをどうあつかうかに注目したいと思います。

2018/03/11追記です。
記録がてら書いています。
『財務省、書き換え認める方針』
と各社報じています。

森友文書 財務省書き換え、佐川氏が指示 12日国会報告(2018/03/11 毎日新聞)

政府関係者によると、自身の答弁を正当化するため、佐川氏が書き換えを指示した可能性があるという。

適材適所と言われていたのに、政府関係者によると、一転して、佐川さん一人が悪いのだそうです。

ウィキペディアを見ると、
森友学園の答弁では、
「記録は速やかに廃棄した」
「(電子データは)短期間で自動的に消去されて、復元できないようなシステムになっている」
財務省で籠池夫妻と面会した際に籠池が録音したとされる音声データに関して「どういう風にでき上がったものなのか承知していない」
などと言っていたようです。

でも、そもそも、なぜ、佐川さんは国会で「事前の価格交渉はなかった」と嘘をつく必要があったのでしょう。文書を書き換えてまで。データを消去してまで。

財務省は12日に国会に書き換えがあったことを報告する方針だが、書き換えに関与した職員の規模などについては不明な点も多いため、引き続き調査する。

トップが命じたのだら、それ以下に関わった皆さんが関係しているでしょう。
皆さん全てが、虚偽公文書作成罪で、1年以上10年以下の懲役につくことになるのではないでしょうか。

まさか、個別に関西の担当者を把握していて、一人一人に声をかけたとか言わないでしょうね。もしそうなら、それこそ「(文書から消えた文言の)本件の特殊性」がいろいろと目立つことにもなってしまいますよ。


あとは、
毎日新聞記者が「自殺された職員については・・・」と言ったところ、
麻生大臣が「(旧)国鉄から来た人と聞いている」と答えたとか・・・、
かなり、誰が情報を漏らしたかの調べは進んでいたのですね。

さらに追記。
この佐川さん、国会答弁していたときは、理財局長で、
2017年7月の人事で国税庁長官へと出世したのですね。
忘れていました。

2018/03/16追記
今や、財務省や政府が何を言っても「本当なのか?」「信用できない」ですから

自分自身の行動が、安全を損ねた、と感じはじめたら。

と、財務省や政府の方々は強く感じているのでは?




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?