タイプ6のレベル1
最近私が書いているタイプ6日本の「不断」がリソ&ハドソンのレベルの記述にないか調べていて、
「不断」に関係無く、「段階1の記述が良いな」と思ったので紹介します。
段階1(=レベル1)
非常に健全なタイプ6の勇気は、外的な困難だけでなく、内面にある積年の不信に打ち勝って獲得されただけに、ますます賞賛に値する(「唯一の安全は勇気である」――― ラ・ロシュフコー)。
※ ラ・ロシュフコー公爵フランソワ6世(1613年9月15日 - 1680年3月17日)は、フランスの貴族、モラリスト文学者。
名門貴族の生まれであり、多くの戦いに参加した後、いわゆる『箴言集(しんげんしゅう)』を執筆した。
ヘレンパーマーの本にも、タイプ6の美質が「勇気」と書かれています。
ただ、タイプ6の国民性である日本人にこの美質を体現する人がいるのかといえば疑問になります。
まあ、レベル1なり美質というのは、「届かぬ理想」であり「目標」ですからね。
通常のタイプ6は「怖がり」と言われています。「勇気」には ほど遠いですが、そちらのほうが普通です。
その上で、ラ・ロシュフコー公爵フランソワ6世の言葉「唯一の安全は勇気である」というのは、なかなか良い言葉だと思いました。
タイプ6は通常、安心・安全・安定を求めて、怖がりで依存的に振る舞うのですが、それに対して、「唯一の安全は勇気である」というのが、なんとも・・・。「探し求めていた青い鳥は自分の中にある」みたいな話です。
蛇足です。
ちょっと調べてみたら、ラ・ロシュフコーの言葉の数々が なかなか面白かったので、それを紹介して終わりたいと思います。
http://earth-words.org/archives/5014
http://earth-words.org/archives/5016
より、いくつか紹介します。
人はみな記憶力の
乏しさを嘆く。
しかし、誰も判断力の
乏しさを嘆かない。
才があって
愚かな人はいるが、
分別があって
愚かな人は決していない。
これからも才能があって分別の無い人が事件や不断を起こしていくのでしょうか?
わずかな言葉で
多くを理解させるのが、
大人の特質であるなら、
小人はこれとは逆に、
実に多くの言葉をしゃべりたてながら、
相手に何一つ伝えないという
天与の才能を持っている。
ラ・ロシュフコーの箴言(しんげん:日常における知恵や忠告、戒め)の数々も、「わずかな言葉で(多くかは分かりませんが)理解させる」ものですね。
この世でもっとも幸福な人は、
わずかなもので満足できる人である。
なぜなら、
欲しいものが多ければ多いほど、
満足するには、
限りない財宝の山が
必要になるからである。
我々は、どちらかといえば、
幸福になるためよりも、
幸福だと人に思わせるために
四苦八苦しているようである。
現代でもSNSによる幸福自慢はあるような・・。
幸運に圧しつぶされないためには、
不運に堪える以上に
大きな徳を必要とする。
私はこの意味を真に理解しきれていません。どなたか理解できているかたはいますか?
人は理性でしか望まないものは、
決して熱烈には望まない。
「頭では分かっているんだけどね~」
最後に依存体質のタイプ6へのアドバイス的なものをひとつ。
自分の内に
安らぎを見出せない者が、
それを外に求めても無駄である。
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