リソ&ハドソンのレベルの記述と日本

日本はタイプ6の国と言われている。

ならば、リソ&ハドソンのレベルでタイプ6を見ると、そこに日本が書かかれているはずである。
実際に、私は、リソ&ハドソンのレベルの記述の内に日本を見い出し、それを文章に書いている。
アメリカ人向けに書いた本に日本の国民性が書かれていると考えると面白い。

また私は前回、

「健全」な状態とは、「社会的役割」「居場所」「立ち位置」「承認欲求」のいずれかひとつ以上が理想的な形で満たされている状態であろう。自分の「強み」「らしさ」「こだわり」が効果を生んでいて意識から外れ出している状態であろう。

と書いた。

戦後日本は、世界における「社会的役割」を与えられていて、経済大国という「立ち位置」をつかんで、「承認欲求」もそれなりに満たされていたのだろう。
それが日本という国を「健全」な方向に持って行き、当時日本人を表す言葉として使われた「勤勉」は、レベル3(「健全」な段階の上から3番目)を表す言葉でもある。

それが今や、「失われた○十年」という言葉は加算され続けている。
加えて、経済大国ではなくなってきているし、日本という国が安く遊べる観光国になってきているし、他国に比べて元気が無いし、軍事的危機感は増しているし、などなどなどなどで、
「社会的役割」「居場所」「立ち位置」「承認欲求」が満たされなくなってきている。
そうなると、当然「不健全」な方向に向かって行き、あえて書かないが、落ちたレベルのキーワードが当てはまってくる。

この現状の自覚だけはしておいたほうがよいと思っている。



話を変える。

ここまで、エニアグラムで日本を語ってきたが、
ならば、
その記述にはプーチンやロシア国民も書かれているはずである。そのものズバリでなくとも、(リソ&ハドソンにその気がなくとも)何か相手を理解するヒントが書かれているはずである。などと思っている。

現時点で分からないということは、私がエニアグラムを「生きた知識」として扱おうとしたときの限界がここにあるということでもある。

※「生きた知識」に関しては、
後日『「生きた知識」「死んだ知識」』という題で文章を上げる予定でいる。

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