日本人にとっての「外に向けた思考」

新聞から
『校長から受験生へ 都立日比谷高校 竹内彰さん』

「心がけて欲しいのは、外に向けた思考を持つこと。自分の能力を高めたい、人から認められたい、経済的に恵まれたい……。これらはすべて、ベクトルが自分に向いている。そうではなく、自分の学びが、周囲にとって、社会にとって、世界にとって、何に役立つかを常に考えて欲しい。」

日本人の国民性であるエニアグラムのタイプ6はストレスに会うほど、自分だけの安心・安全・安定を求める傾向があります。とにかく身の回りの安心・安全・安定を固めようとします。それで、周りのことが目に入らなくなってきます。世界がどんどんと狭くなっていきます。
もしもこれがストレスが無い状態であれば、本来自分が欲しかった安心・安全・安定を周りに提供し始めます。そして、それが周囲、社会、世界に広がり始めます。

この話を読んでそんな感想を持ちました。

「外に向けた思考」ではあるのですけど、タイプ6の『関係性の人』にとっての「外に向けた思考」とは、
「自分の学びが、周囲にとって、社会にとって、世界にとって、何に役立つかを常に考え」
という形で現れるということです。
そういった面では「外に向けた思考」ではあるのですけど「周りを見た関係性に生きている思考」でもあります。
タイプ6の理想的な姿のひとつですね。

「生徒に求める質が違うな」とも思いました。
いや、大人にこそ本当は求められるものなのですけども。

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