ジーコ氏インタビューを思い出したので

前回「正しく恐れる」を書いて、それで昔読んだジーコ氏インタビューを思い出したので書きます。

より

「(略)いかに精神を安定させるか。日本にはそのマネジメントが必要だ」
「(略)失点すると精神的に浮き足立ってしまう。これが日本の欠点だよ」

日本は混沌に弱いんですよ。
これ、サッカーだけの話では無いのです。

 ではどうすればその課題を克服できるのか。ジーコ氏はもろ手を挙げて、お手上げだと言わんばかりに「その答えがあるなら私が知りたかったよ」と苦笑いした。
 しかしすぐに表情を直し、少し間をおいてこう答えた。「きっと国民性なのだと思う。他の国では考えられないのだけど、なぜか失点に対して過剰な恐怖感や失望感がある。ゴールを奪い合うスポーツなのだから、得点できることもあれば、失点もする。すべて思い通りにはいかないけれど、それがサッカーなんだ。この当たり前が経験として分かれば、日本はもっと強くなる」。

本当にこれ、サッカーだけの話ではないんですよ。
「失点」…、つまり「失敗」に対して過剰な恐怖感や失望感がある。
だからこれを避けようとする。
ときに正解・聖杯・銀の弾を求め、何かに依存しようとするし、
失敗の事実に浮足立ち、失敗の可能性からは目を逸らそうとする。

「いかに精神を安定させるか。日本にはそのマネジメントが必要だ」
は、
「いかに精神を安定させるか。タイプ6にはそのマネジメントが必要だ」
とも言い換えられそうです。

混沌の中での、安定した行動がタイプ6ならび、タイプ6日本の課題だということが分かります(ただし、その答えはジーコ氏も知らない)(タイプ6日本の宿題ですね)。

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