タイプ6日本の良い面、医療の問題

『久保純子 夫がアニサキスで病院へ「1カ月くらいして請求書が」 驚きの請求額にスタジオ悲鳴』

 ニューヨークが日本とは比較にならないのが物価、特に医療費はケタ違いだという。「うちの主人がアニサキスで病院に駆け込んだんですよ、救急に。その後、ずっとベッドに寝かされていたんです。何もしないんですよ。先生が2、3人見に来て、大丈夫?みたいな感じで」。血液検査などを受けることもなく、診療は終了。「結局取らずに帰ったんですけど、その後、請求が200万円だったんです」と明かし、スタジオから悲鳴が上がった。

 「結局見てないので、アニサキスがいるかどうかも分からなかったんですけど。1カ月くらいして請求書が送られてきて、中を見たら、時間外とか先生3人来ましたとか」

ヤフコメ

10年くらい住んでいた経験ではアメリカのそこそこの企業(日系企業)は大体Blue Crossとか保険に入っているので、後に保険金が支払われたのではないですか?一旦、病院に支払って後日保険金請求するので、かなりの部分はカバーされたのではないでしょうか。入院費用など保険会社に直接請求してくれるケースもあれば、一旦支払ってから保険金を請求するケースもあります。
しかしアメリカでの医療費は確かに高額であることに間違いはありません。

海外の医療制度は日本とは全く違い、国によって本当に様々です。
キューバやブルネイなどは医療費は全額無料です。
アメリカやフランスなど様々な国に住みましたが、概して日本と比較にならないほど医療費が高額でした。
知人がフランスで大動脈解離を起こして、集中治療室に入院して手術を受けた際には請求額が4000万円でした。
会社で加入している保険やカードに付帯の保険など様々なものをかき集めたそうですが、それでも数百万円の自己負担になったと聞いています。
日本の皆保険制度は本当に素晴らしい制度だと思いますが、それは国民全体で保険料を支払い支え合っているからこそ成り立つ制度です。
(略)


日本は安心・安全・安定が大切なエニアグラムのタイプ6の国で、
今日に至るまで、安心・安全・安定な国を作ってきたわけです。
それが国民の願いでもあったわけです。

その願いの結果あるのが、今の保健医療制度だと見ることができます。

外国が劣っているというより、優先順位が違うということです。



以下は蛇足的記述となります。

「ブルネイなどは医療費は全額無料」と書いていたので、少し検索して調べてみました。
全額無料かは確認できなかったのですが、
ブルネイは、「石油・天然ガスによる収入を元に、政府が社会福祉を充実させており、個人に対する所得税・住民税は課されていない」(ウィキペディア)とのことで、国が豊かだと国民が恩恵を受けることもあるようです。
「自国で医師養成ができず、医師の多くは、外国人(インド人およびミヤンマー人が最多)の出稼ぎ医師となっています」(外務省)という記述を見ると、医療の中身は国によって違うことも分かります。

本当に蛇足となりますが、日本の大学においての英語公用語化が進むと、留学生が医療を日本に学びに来て、卒業後は日本では無い他の国に出稼ぎに行き高給をもらうようになるのかも知れない、なんてことも思いました。大学に公金を投入しても、そこで育った者が日本から出て行けば、日本は痩せていくのですけどね。別に医療に限った話でもありませんが。(と、ここで大学英語公用語化の問題点を言っても場違いなのですけど)



今の日本においては、
医療費が何百万円もかかることは稀です。
そういう国を国民が望んできた結果、今日の日本があるのだと言えます。


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