タイプ6日本という国の「子分」気質

『風刺画が描いたJAPAN 世界が見た近代日本』若林悠 編著 国書刊行会
の書評を新聞で読みました。

アメリカの風刺画を見ると、日本はドイツの子分と見られていたようだ。ヒトラーを乗せて人力車を引く日本猿の絵などがその例である(1942年)。


日本はエニアグラム・タイプ6の国ですから、この部分を読んで「なるほど」と思いました。
日本の歴史観や説明の上では、ドイツと対等であったわけですけど、
当時、少なくともアメリカでは「日本はドイツの子分」という見方があったわけです。
「なあんだ。戦中でもタイプ6だったんだ」という感想をもってしまいました。
まあ、当たり前と言えば当たり前の話となります。戦争という高ストレスになれば、日本のタイプ6としての「答えが欲しい」「誰かに頼りたい」という思いも強まるわけです。

これは今の日米同盟でも同じではないでしょうか?
日本は対等だと言っている思っている。でも世界から見ると・・・。

1942年当時の日本はそれなりに戦力に自信もあったでしょうに、それでも「子分」だったわけです。


202年12月4日に新聞記事
『ニッポンの統治 前法政大総長 田中 優子氏』
には、以下のような記述がありました。

権威に従いやすいのが日本人の弱点だ。江戸時代なら将軍、明治以降は天皇、戦後は米国を頂点とした構造が続き、『偉い人が考えてくれるだろう』という傾向がまだある。

これに付け加える必要があります。戦中は、ドイツが頂点だったようです

タイプ6は、先頭に立つのが苦手な性格です。
仲良くできても、相手と議論を戦わせるのは苦手です。
そして、「依存的」でもあります。
それでなのか「子分」的な立場におさまってしまうようです。

安倍元首相は、タイプ6と言われています。
その安倍元首相、外国からはトランプ前大統領との関係において「忠犬」だとか「サイドキック(従属的助手)」だとか言われていました。「Japanese leader Shinzo Abe plays the role of Trump’s loyal sidekick」だとか言われていました。

ちなみに、サイドキック(従属的助手)とは、バットマンにおけるロビンだそうです。

タイプ6は『 The Loyalist(忠実な人)』とも言われる性格タイプです。
自身ではどう思っているのか知りませんが、外からはそう見えるという話です。


日本という国も外からはそう見えていると思っておいたほうが良いです。

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