たぶんタイプ6な武井壮が語る「自由になる方法」

武井壮さんは、あまり自信をもって言えないものの前々回書いた通りタイプ6だと見ています。
エニアグラムのタイプ6は、『忠実な人(ドン・リチャード・リソ)』『疑念者(ヘレン・パーマー)』『慎重な人(レニー・バロン&エリザベス・ウエイゲル)』とも言われる性格タイプです。
今回は、そんな武井さんの話、三回目、最後です。

武井壮さんが語る、
「“おまえ、自由にやっていいよ”というチケットを手に入れるため」
に取った方法を抜き出してみます。
きっとタイプ6の人たちの参考になることと思います。

武井さんの言葉を意訳して引用します。

「おまえ、自由にやっていいよ」というチケットを手に入れるための一番の方法は、「学習」であり、自分の能力を「開発すること」です。
どんなに忙しくても、毎日1時間のフィジカルトレーニングを欠かさず、さらに知識を増やすための調べものに1時間、新しい技術の習得にもう1時間と、計3時間を自分磨きに費やす生活を続けています。

※ フィジカルトレーニング
フィジカルトレーニングとは、肉体能力の維持・強化や健康保持などを目的とした肉体的な運動の総称である。
具体的には、筋力・心肺機能の強化やスポーツスキルの習得などを通じてなされる。適切で規則正しいフィジカルトレーニングを行なうことは肉体の持つ免疫システムを向上させ、成人病や心臓・肺の疾患、2型糖尿病、肥満などの予防に役立つ。またうつ病等を予防し、精神的健康にもプラスの効果がある。
ウィキペディアより

大切なのは、「頑張らなくてもやりたくなるシステム」を自分でつくりあげること。まずは努力以上の利益が必ず手に入る環境に身を置くことが大切です。頑張りに比べてメリットが少ないと、人の心は簡単に折れてしまいますから。
仕事のモチベーションを保ちやすい働き方のシステムができると、ポジティブの連鎖が起きて、あとは何をやっても勝手に楽しくなってきます。「やれば儲かる」「唯一無二でいられる」「必要とされる」と思えば、仕事のモチベーションは高まり多くのベネフィットが手に入る。さらにやりたいことがやれるようになるからますますやる気が出て、大人になっても新しい夢が持てる。頑張る必要などなく、すべての行動がポジティブな感情しか生まなくなる、という状態です。
目標を達成したいと考えたとき、自分の頭で考える前に、その分野の先人からセオリーを学ぼうとする人も多いでしょう。でも、セオリーや慣習は、その業界のトップからボトムまでの能力が平均化されたルールにすぎません。つまり、平均化した能力しか身につかない危険性があるということ。人と違うポジションを創りたいと思うなら、セオリーや慣習のどこに何が足りないかを考えることが必要です。
例えば、走高跳をはじめると、人は決まった助走位置からの背面跳びの技術練習をしますが、僕は違います。毎回違うところから助走をはじめて、『高く跳んでバーに触らずに向こう側に降りる』練習をします。やるべきは正しい技術だけではなく、どんな状況でもミスせずバーを超える練習。効率の良い決まったフォームの練習しかしないと、状況が変わると失敗しますから。スペシャリストは意外と脆弱だったりするんです。どんな状況の跳び方でもバーを越えられる自分を鍛えておく事が大切です。


追加して書くならば、
タイプ6で、自分から、(タイプ6の苦手な)未知や混沌に乗り出そうという人は、
何か悩みがあったときに読めば落ち着けるような愛読書があると良いようです。
それは、武井壮さんの場合は、たぶん、『ソクラテスの弁明』なのでしょうし、人によっては『福音書』であったりします。
こういう「不安を感じたときに払拭するアイテム」を持っていると、タイプ6は、未知や混沌に乗り出せるようです。


引用元
『武井壮「兄の死、日本一からの方向転換。少年時代の不安が、僕に「稼ぐ力」を与えてくれた」(婦人公論.jp) - Yahoo!ニュース』


『7年間、毎日3時間の自分磨き。武井壮が編み出した「選ばれる人になる方法」 | Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン)』


参考
ネガティブ、ポジティブ、日米の違い
勉強が「かりそめの安心」という指摘に目から鱗が落ちた』 タイプ6は、勉強に逃げて「かりそめの安心」に依存するという場合もあるので、そこは注意が必要です。

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