こういうのが、タイプ6の受動攻撃にあたるらしい

※ 勘違いしていたので書き直しました!

エニアグラムのリソ&ハドソンの本を読んでいて、いまひとつ理解ができないのがタイプ6の受動攻撃。

文章の中に何度も出ている割に、いまひとつピンとこない。
これは、過去に、『タイプ6の受動攻撃について』において、「こういうものなのか?」という形で書いたことがあります。

それで、今回は、ウェブでたまたま見た文章に、どうやらこれがタイプ6の受動攻撃にあたると思われるものがあったので、それをとり上げてみます。

日本人の国民性がタイプ6であることを前提に以下を読んでみて下さい。

『アメリカ人男性が日本人女性にガッカリ!? 付き合って初めてわかる驚きの事実とは? | mAmerica』

周りの在米日本人女性の経験なども参考に、日本女性とのお付き合い中に発生しやすいアメリカ人男性の心の声をご紹介します。
Submissiveなんて大嘘!

アメリカ人男性は、日本人女性のことをSubmissive(サブミッスィヴ)(従順)であると思っています。(後の記述略)

笑顔でイライラ、日本人女性のPassive Aggressiveは半端ない!

日本で暮らしていては、なかなかお目にかかれない表現であるPassive Aggressive(パッスィヴ アグレッシヴ)。ハッキリとNOという表現をせず、不機嫌な様子で周りを間接的に攻撃することを指します。表現する言葉自体存在しないものの、日本ではあまり珍しくありませんよね?女性に限ったモノではありませんが、アメリカ男性が日本女性にされるとものすごく嫌悪感を覚えるようです。誰でも陰湿な振る舞いをされるのはイヤですが、アメリカ人男性はそこに「そんなことするくらいなら、なぜハッキリ言わないのか?」が加わります。日本人の2面性を不気味に感じるのかもしれません。

日本女性が従順というのは、安心・安全・安定できる相手に依存するからです。
これは、何も日本女性に限った話ではなくて、タイプ6そのものが依存体質です。
この依存体質は、日本において、いろいろな形で現れているのですが、そこは、今回は割愛します。

それで、今回注目したいのは、アメリカ人がものすごく嫌悪感を覚える「Passive Aggressive」というもの。
「不機嫌な様子で周りを間接的に攻撃する」ことを指し、引用文中では、「日本ではあまり珍しくありませんよね?」と書かれています。

日本語訳を探すと、アルクでは、
「《精神医学》受動攻撃性の、パッシブアグレッシブな

問題解決に取り組まなかったり、かたくなになったり、わざと能率を悪くしたりするなどの行動によって攻撃性を示す人格的欠陥」
と出ていて、
「Passive Aggressive」とは、そのまんま「受動攻撃」なのでした。
そして、「人格的欠陥」なんだそうです。

リソ&ハドソンでは、どう書かかれているのでしょうか?
本の中の該当箇所を確認してみることにしました。

『性格タイプ 増補 改訂版』リソ&ハドソン 2000年6月30日 春秋社
から引用してみます。

 自分への要求が増えるのを食い止めるために、他者とは受動攻撃的に反応する。回避的で、優柔不断で、用心深く、ぐずぐずと引き延ばし、言動が曖昧になる。

どうでしょうか?
引用文を読むと、もっと受け身で間接的な感じもします。不機嫌さは出さないのだけども・・・、回避的で、優柔不断で、用心深く、曖昧で、という感じでしょうか?
(ん?これって国会答弁?)

それで、レベルの記述のほうで確認してみたところ、タイプ6のレベル5(レベルとしてはちょうど真ん中)の記述に、「受動攻撃的」と共に「気むずかしい」というものが出ていました。
「Passive Aggressive」は、「気むずかしい」のほうに該当するようにも思えます。ただし、訳からすると「受動攻撃的」でも問題ないと。

調べてみると、この「Passive Aggressive(パッシブアグレッシブ)」。
精神医学などの専門分野では受動攻撃性と訳されていますが、英語圏では日常用語化して使われているらしいです。
この部分は、検索して出てきたことを、あらためて、後日まとめて文章にしたいと思います。


それで、こういったハッキリしない行動はアメリカでは嫌われるようです。
だからリソ&ハドソンの本では、再三再四、受動攻撃の表現が出てくるのだと、今回、納得しました。


アメリカはご存じのようにタイプ3の国です。
そして、日本のタイプ6とアメリカのタイプ3は、『統合と分裂』の間柄です。
タイプ6は状態が悪くなると、分裂の方向タイプ3に行きます。状態というものは上がることよりも下がることのほうが簡単なので、タイプ6はタイプ3的なものを身近に感じ好意的に見ます。一方で、タイプ3からするとタイプ6に向かうのは苦労するものです。それで否定的になります。

今回は、受動攻撃の一例をご紹介しました。

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