支持率民主主義における初めての成功体験かも知れないという話

『保険証廃止、狭まる包囲網 与野党から批判、岸田首相近く発信』

「信頼回復を優先し、来年秋の保険証廃止も期限ありきではなく、国民の理解に努めるべきではないか」。参院特別委で最初に質問した自民党の山田太郎氏は、廃止見直し論の口火を切った。

公明党の上田勇氏も、マイナカード普及に走る政府の姿勢を「行政や関係者の都合が前面に出ているのではないか」と酷評

ここにきて与党から保険証廃止方針への批判が相次ぐのは、支持率下落に歯止めがかからない現状に対する危機感が強まっているためだ。

結局、支持率であり、選挙で勝てるかどうかで政策を決めているんですね。

テレビにおける視聴率みたいなものです。

それで支持率が落ち過ぎると政策を変えてくる。

『岸田首相「サラリーマン増税考えず」自民税調会長と一致』

なんて話も出てくる。

それで支持率が戻って、自民が勝てば引っ込めたはずの政策を再実行する。元の政策に戻していく。「やはり、やることにしました」となる。

それは自民に限らずたぶんどこの党でも同じで、勝てば「白紙委任」となる。勝った時点で公約のことは忘れている。

それで有権者は何度でも騙されるわけです。

岸田首相が見ているのはアメリカでしょう。
それは以下の画像を見れば分かるように。



これに関して思っていることがひとつあります。
それは今回、保険証廃止が廃止されたり、サラリーマン増税が止められたら、
有権者としては、国を動かしたたぶん初めての成功体験を得ることになるわけです。

今までは「どうせ私の一票で政治が変わるわけではない」なんて言っていたけど、
支持率を(20パーセント台にまで)落とせば、
政治を動かせることができるという、たぶん初めての成功体験を得ることになるわけです。

それは、当事者であることから逃げるエニアグラムのタイプ6な日本人を、
言い訳ができない状況に追い込むことでもあり、
これが日本人の精神にどのように影響を与えるのかに興味があります。

再度言いますが、タイプ6な日本人は、物事の当事者になることが苦手です。
タイプ6は通常のレベルにおいて依存的です。それで当事者になることを嫌がります。逃げます。

以前何かで読んだのですが、韓国は国民が政治を動かした成功体験があるから、国民がデモなり何なり政治に関わって変えて行こうとするのだ。という話があるようです。
それに対して、日本では国民が政治を動かした成功体験が無いから、日本国民は動かないのだと。

でも私から言わせると、タイプ6な日本国民は依存的で、それで内発的に動かないだけとなります。
そうなると、今回もしも政治を動かせたとしても、相変わらずタイプ6な日本人は、当事者になりたがらず、その言い訳を考えてすごすことになるのですが・・・

さて、支持率低下から政治を動かせたとしたら日本人は変わるのでしょうか?
そこに興味を持っています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?