タイプ5は自分の説明が下手

「自己ブランディング」という言葉を最近知った。
まだ、意味を理解しきれていないのだが、
この言葉を起点に思ったのは、タイプ2とタイプ5とタイプ8のこと。

まず、タイプ2。
『献身家(ヘレン・パーマー)』
『援助者(レニー・バロン/エリザベス・ウエイゲル)』
などというイメージで語られる人ではあるが、
この人たちの中には、自己プロデュース力の高い人がいる。
話題作りにつながる言葉を創造して、人々に提供し、自己を明るく輝かしく宣伝する人がいる。

対して、
『傍観者(ヘレン・パーマー)』
『観察者(レニー・バロン/エリザベス・ウエイゲル)』
な、タイプ5。
まるきり下手。

こんなことが身近にあった。
職場にタイプ5の人がいて、仕事の忙しいさなかに休みを取るという。
それで、周囲も困惑して、上司は怒っている。
でも、かたくなに休みを取ると言う。理由は言わない。

で、私が根掘り葉掘り理由を聞こうとしたのだけど、そこは、秘密主義のタイプ5。なかなか言わない。でも嫌がっていないようなので、いろいろ聞いていくと、「分かる人にだけは分かる」ヒントを出す。
それで、結局は、ほぼ理由が分かったのだけども、その(ほぼ)正解を私が言ったときに、キャッキャッと、はしゃいでいたのを今でも思い出す。

休む理由が分かっても、困惑するのに変わりは無かったのだが、
タイプ5は、理由を打ち明けることにより、数人の「まあ、そこまで好きなら勝手にすればいいよ」という味方を手に入れた。


タイプ5は、自己を説明する必要があるように思う。
そのほうが多少は、生きやすくなる。
多少と言って侮るなかれ、その多少がストレス社会を乗り越える小さな差異を生む。

また、別のタイプ5ではこんなことがあった。
そのタイプ5は、チームのリーダーをやっていて、ある人物を嫌っていた。とても嫌っていた。上司もそれに気が付いていた。チームの皆も、気が付いていた。
・・・と思っていたら、ちゃんとした理由があった。
理由があって怒っていたのであって、嫌っていた訳では無かった。
まあ、よくよく考えると、タイプ5は、仕事に好き嫌いを持ち込まないタイプではある。
でも、皆が誤解していた。大部分の人は、今でも誤解している。
タイプ5本人は、皆がそう思っているのに気が付いていなくて、かつ、説明の必要も感じていなかったそうだ。
でも、これで、チームの結束も崩れていた。

最後に、タイプ5の統合の方向であるタイプ8。
『ボス(ヘレン・パーマー)』
『主張する人(レニー・バロン/エリザベス・ウエイゲル)』
とも言われるタイプ8は、基本的には、周りを気にすることは無い。しかし、伝える必要を感じて行動を起こすことがある。

職場で誰かと険悪になって、その修正が必要になったときのタイプ8を見たことがある。
コーヒー缶を2つ買ってきて、相手のほうに自ら出向き、相手にひとつ、自分にひとつ、コンッコンッとコーヒー缶を置いて、膝を詰めて、自分の説明をし出す。
聞いていると、タイプ8特有の「俺様ルール」が出てきたりしているが、自分の説明を矛盾なく筋を通して、「タイプ8なりに」ではあるが相手に伝えている。

この説明は、相手の性格タイプにより、成功したり、そこそこの成功だったり、失敗だったり、と違うのだが、相手に向かって自分を伝えようとする。


そして、ここから先は、タイプ5に向けたメッセージ・・・です。

他人に苦しみを打ち明けない人』の松浦さんもそうだけども、
総じて、タイプ5は自分の説明が下手だと言えます。

これを読んでいるタイプ5のかたは、少し意識してみてはいかがでしょうか?
まずは、意識からで良いです。

「ご自身を周りに説明していますか?」

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